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大「Aさんッ……はぁ……お茶、買ってきました…」
『おぉ、ありがとー』
“1秒でも早く”をモットーにAのどんな我が儘な要望にも応えようと努力をしている大樹は、お茶を買ってきてという頼みはお安い御用であるらしい。
これまでの「絶対笑えるギャグを10個言って」や、「歩くのだるいから家までおんぶで送って」などと比べると、こんな頼みはアリ並みにかわいらしいものだ。
『……ぷはーッ。やっぱお茶はうまいね』
大「…はぁ……それは良かったっす……ふぅ…」
哲「…ちょ、大樹ちゃん大丈夫?」
大「はぃ……全然ッ…平気っす……はぁ…」
NS「いや どこが?笑」
真面目な大樹の事なので自動販売機との往復を全力疾走したのだろう、そこそこ息切れをしていて若干汗まで吹き出している。
だが大樹はお茶をゴクゴクとおいしそうに飲んでいるAを見て、走った甲斐があった…とでも言うように優しく微笑んでいて。
おまけに飲むスピードが早いAの為にもう1本同じものを買ってきており、余った分で自分の飲み物もちゃっかり購入していた。
もうここまでくると、ペットというよりもはや信者だ。
亜「…俺、今になってあの時Aさんのペットにならなくて良かったって思います」
岩「うん…それは間違いないね。でも亜嵐の場合は“ならなかった”じゃなくて“なれなかった”でしょ」
亜「ちょ、そこには触れないでください…」
岩「なんで、まさかまだ根に持ってんの?お前結局どっちなんだよ(笑)」
亜「…いや、まだ少しだけペットになりないと思ってます」
岩「は、きもっ」
いつもAの傍にいられる大樹を羨ましそうに見ている亜嵐に、”お前って意外にMなとこあるんだな…と引いたような目を向ける剛典。
それに加え“できれば想像したくないけど、Aにパシられて喜んでる亜嵐の姿を思い浮べるとなんかめっちゃ笑えてくる”と言い1人で笑い始める始末。
純粋にAの事が好きな亜嵐からすれば、勝手に想像しといて笑うんじゃねーよ!という感じである。
『おーい、亜嵐ちゃーん』
亜「…は、はいッ!」
『悪いんだけどさ、私さすがに虎の面倒は見れないから亜嵐ちゃんは絶対に飼えないよー』
亜「……は、はぃ…」
そしてなぜか一方的にフラれてしまい、本気で凹んでしまった亜嵐なのであった。
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美紀 - GENE大好きで涼太くんとあらんくんとれおくんよりのオールです最高です三代目は臣君と岩ちゃんと今市君寄りのオール担当です最高です (2019年1月18日 18時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん - すごくきゅんきゅんです。キャンさんのファンになりそうです。ぜひ続き読みたいです。お願いします。 (2017年5月2日 16時) (レス) id: 65b93a23fb (このIDを非表示/違反報告)
キャン(プロフ) - 聖也さん» え、本当ですか。全然うまく書けなくて萎えてたので良かったです。そして私の虜になってくださってありがとう、超嬉しい……ッ! (2016年8月22日 18時) (レス) id: 3fe960bca6 (このIDを非表示/違反報告)
聖也(プロフ) - もうシチュエーションとかストーリーがドンピシャ過ぎて悶えました。私はもうキャン様の虜ですね。 (2016年8月22日 16時) (レス) id: 34ecd099f6 (このIDを非表示/違反報告)
pumpアミーゴ(プロフ) - メンディーと付き合ったのかー!!! 笑笑笑 更新ガンバ! (2016年7月24日 18時) (レス) id: 7990f2d8f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キャン | 作成日時:2016年7月18日 11時