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『……こんな時間に誰…？』
スマホに表示されている時刻はもう0時07分。
日付だってさっきより１日進んでいるし、そのような夜中に誰か訪ねてくるなんて普通だったらありえない事だ。
それにもし知り合いだった場合、開けてくれない？と電話でもしてくるはず……。
prrr……prrr…
『……あれ、玲於だ』
……ん？
まさか、今私の家を訪ねに来た人って…。
『……もしもし？』
【…あ、ごめん。もしかしてもう寝てた？】
『いや、まだ寝てないよ』
【だったら開けて、くそ寒い】
……えっ…嘘、本当に玲於…？
ガチャ
玲「………ったく、出るの遅い」
『……玲於…』
うわ、本当に玲於だ…。
会いたくて会いたくてたまらなかった玲於が、今私の目の前にいる…。
『…とりあえず、中入って』
玲「ん、」
今夜は本当に寒い。
たった数分でも、玄関の前でドアが開くのを待っていた玲於の手は触らなくても分かるほど震えている。
すぐに誰なのか確認してさっさと開けてあげれば……、本当にごめんちゃい。
『…てか、玲於ってば急にどうしたの？さっき電話でおやすみって言ったばかり………おふッ!?』
うわぁーお、
なんですかこれ。
『……うげ、苦しい…』
彼の冷えている体を温めるのに熱い飲み物でも入れてあげようと、玲於より先に部屋の中へ進んでキッチンに立った私。
そんな私はなぜか後ろから突然彼に抱き締められ、彼の体の冷たさがパジャマを越えて少しずつ伝わり始めてきた。
…うん、なんだか寒くなってきたなぁ←
『ちょ、玲於どうしたの？』
玲「……A、超あったけぇ」
『なに、私はカイロですか？笑』
玲「…そう、Aは俺だけのカイロ。飲み物なんかいらないからAが俺をあっためて」
…ズキューン。
『…てかそうじゃなくて、なんでこんな時間にざわざ家まで来たの？』
玲「だって……電話じゃなくて実際に会って顔を見ながらAと喋りたくなったから。それにAも俺に会いたがってそうだったし」
『……ふふ、なにその自意識過剰(笑)』
…いや、大正解だよ玲於。
あなたは私の会いたいという願いの電波をそんなにあっさりと拾って、ちゃんと自分の体で私に返信してくれるんだね。
普段は自分勝手な塩王様なくせに、そういう時は優しいだなんて本当ズルい。
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美紀 - GENE大好きで涼太くんとあらんくんとれおくんよりのオールです最高です三代目は臣君と岩ちゃんと今市君寄りのオール担当です最高です (2019年1月18日 18時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん - すごくきゅんきゅんです。キャンさんのファンになりそうです。ぜひ続き読みたいです。お願いします。 (2017年5月2日 16時) (レス) id: 65b93a23fb (このIDを非表示/違反報告)
キャン(プロフ) - 聖也さん» え、本当ですか。全然うまく書けなくて萎えてたので良かったです。そして私の虜になってくださってありがとう、超嬉しい……ッ！ (2016年8月22日 18時) (レス) id: 3fe960bca6 (このIDを非表示/違反報告)
聖也(プロフ) - もうシチュエーションとかストーリーがドンピシャ過ぎて悶えました。私はもうキャン様の虜ですね。 (2016年8月22日 16時) (レス) id: 34ecd099f6 (このIDを非表示/違反報告)
pumpアミーゴ(プロフ) - メンディーと付き合ったのかー！！！ 笑笑笑 更新ガンバ！ (2016年7月24日 18時) (レス) id: 7990f2d8f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キャン
| 作成日時：2016年7月18日 11時
