終わりなき哀しみ３

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『…私こそ、一方的に怒って追い出しちゃってごめん』






まぁあのことに関しては隆二が悪いのだが、その後の私の言動が隆二を傷つけたことは確かなので一応私も謝っておく。



隆二に対していつまで気にしてるんだ？なんて思いながらも、私自身もなんだかんだでずっとあの時の事を言いたくて仕方なかったのだ。



それがやっと口に出せて思った以上に気分がスッキリして、大袈裟かもしれないが窮屈だった心にゆとりができたような感じがした。



もっと早く謝っておけばよかったな…。






『……あ、あとね…』



隆「ん？」



『……ELLYくんからいろいろ聞いたんだ。隆二のこと』



隆「うわ、マジか…(笑)」






隆二はまさかELLYくんが私に話したとは思っていなかった為、飲もうと思って手にとったコーヒーカップを口に触れるか触れないかの所でピタッと止め、最悪だーと苦笑いを浮かべた。



あれ、これは言わない方がよかった感じか…？






隆「……でも分かってくれたっしょ？俺が臣と付き合うのは待ってって変なこと言ってた理由がさ」



『…うん』



隆「まぁ今更それを言ったところで遅いんだけどな(笑)はっきりしなかった俺が悪いし」



『そうだね』



隆「おい、はっきり言うなよ(笑)」



『ごめん(笑)』






だって間違いではないし。



あの時臣くんと付き合うのは待ってと言った理由をはじめから言ってくれていれば、冗談交じりでも私への気持ちを口に出してくれていれば、私は臣くんのもとへ逃げたりせず隆二のことを待っていたかもしれないのに。



本当にバカだよ、隆二は…。






『…でも本当に別れたの？全員と』



隆「全員って…、なんか人聞き悪いな(笑)」



『え、でも事実じゃん』



隆「まぁそうだけど…。ちゃんと全員と別れたよ。今は完全にフリーっす」



『…ふーん』



隆「ふーんって、聞いといて興味なしか(笑)」



『なんて言ったらいいのよ(笑)』



隆「…分かんねぇ」






え、なにそれ。

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