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入れ墨についての話はこれで終わりだ。
しかしまだ根性焼きについての秘密が残っている。
玲「……もう終わった？」
『いえ、あと少しでございます。まだラストオーダーが残ってますよ、玲於様』
玲「……誰？」
ふざけないでくれる？と、こんな状況で変なキャラを出してくるAに冷たい目を向ける玲於。
しかしAは決してふざけているわけではない。楽しくない話をずっと聞いている玲於の気分を少しでも楽にしてあげようとする気遣いなのだ。
『……まぁあとは根性焼きの話やねんけど』
玲「…うん」
『残念ながら、これには特に秘話がありません！』
玲「…は？」
玲於はただただ驚いた。
散々引っ張っておきながら特にない！と笑顔で言ったAが信じられず、じゃあさっきラストオーダーとか言ってたのはなに？と若干イラッしているようだ。
しかしこれこそが本当のおふざけで、
『嘘やってー。なんの理由もなく火傷の痕があるわけないやんかー』
と、Aは笑いながら眉間にしわを寄せている玲於の肩を突いた。
『…入れ墨が完成すると極力男とは喋らないっていう約束で学校に行かせてもらえるようになった。でもそれって無理な話やん？クラスの半分は男なわけやし、EXPGにも男はいるし』
玲「でも喋ったところでその人にはバレないでしょ」
『まぁ普通はそう思いますよね。だからウチはそれほど気にせず喋ってたわけよ』
しかしそれは再び地獄へと導く懸け橋になってしまったのだった。
学校やEXPGにまで勇司の目は行き届かないと思っていたのは大きな間違いで、勇司の部下が何人かAをつけていて遠目からその様子を常に窺っていたらしい。
その頃学年が２つ上の裕太はもうとっくに高校を卒業してGENERATIONSのサポートメンバーとして活動していた為、Aは裕太に助けを求めるなんて事はできず裕太もまたAがそんな状況に陥っているなんて事は知らなかった。
『役立たずやろ、この兄ちゃん』
玲「うん、そうだね」
裕「おいおい、誰が役立たずやねん」
『あなたよ』
裕「しゃーないやろ！」
なぜか今頃になって責められた裕太は、シュン…と軽く落ち込んだのだった。
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片寄えま(プロフ) - キャンさん» ポメラニアン！笑 でもねー耳がデカくてね笑 よくチワワに間違えられるんだよね笑 (2015年4月5日 22時) (
レス) id: f67bca3ad1 (このIDを非表示/違反報告)
キャン(プロフ) - 片寄えまさん» マジか(笑)なに飼ってるん？ (2015年4月5日 22時) (レス) id: 4b6fddb3df (このIDを非表示/違反報告)
片寄えま(プロフ) - 私も犬飼っててね、臣くん並みにいや、臣くん以上に親バカだよ笑 (2015年4月5日 22時) (レス) id: f67bca3ad1 (このIDを非表示/違反報告)
キャン(プロフ) - 片寄えまさん» ありがとうございます！え、私の事も好き………？それはさすがに照れますなぁ( ´艸｀)頑張りまーす！ (2015年4月4日 19時) (レス) id: 4b6fddb3df (このIDを非表示/違反報告)
片寄えま(プロフ) - いつも読ませていただいてます！スッゴくこの小説も作者様も好きです！こらからも頑張ってください(*≧∀≦*) (2015年4月4日 19時) (レス) id: dbcb743884 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キャン
| 作成日時：2014年12月27日 0時
