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『ウチが風俗でバイトしてた事が噂として学校に広まってしもて、お金払うからやらせてって言ってくる男が何人か出てきてさ。まぁウチとしたらオッサンより若い人の方が良いし、おまけにお金もらえるんやから文句なんてないわけよ』
バーでのバイトなんてものは毎日働いても大した金にはならないので、Aは１万円でも多く手に入るなら…と男の誘いには必ずといっていいほど乗っていたらしい。
しかしAに体を売らなくて済むバイト先を提供し、自分の家に住まわせて生活面をサポートしていた勇司からすれば、こんなに優しくしてやったのに…という苛立ちが湧き出てくるのも仕方ない話で、
『…まぁこの入れ墨はそのせいやね』
彼の独占欲の強さがそれに表されたのだった。
『ホテルに行ったのがバレた日からは地獄やった。学校にもEXPGにも行かせてもらえなくて朝から晩までひたすら酒を飲まされて…、ちょっと口答えしたら拳が飛んでくるっていう状況やってん』
玲「……だからお酒強いんだ…」
『うん(笑)』
そりゃ誰だって朝から晩まで吐いては飲み…という作業を繰り返していたら嫌でも強くなる。
何度も急性アルコール中毒で病院に運ばれているが、それで死ななかったというのは恐らくAは元々酒が強いのだろう。
今Aが生きているのは奇跡に近いのではないだろうか。
『てか入れ墨の話をしないとね(笑)』
玲「いや、別にもう良いよ…」
『ここまで言わせといてそんな事言うなよ(笑)』
Aの話はあと入れ墨の事だけなので今更やめたところでなんの意味もないし、一番重要な事を言わずに終わるなんてそんな中途半端な状態はAにとってむず痒いだけだ。
しかし玲於はあまりにも残酷なAの過去を知って今すぐにでも寝てしまい気分らしく、
玲「……耳を塞いでても良いですか」
なんてわけの分からない事を言い出した。
自分から聞いといて、玲於はいざとなったら弱気になるお子ちゃまらしい。
『いやいや、ちゃんと聞いて(笑)もう少しやから』
玲「そのもう少しが怖いんだって」
『男のくせになに言ってんねん』
玲「今は性別とか関係ないし！」
まぁそれに関しては玲於が正解だ。
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片寄えま(プロフ) - キャンさん» ポメラニアン！笑 でもねー耳がデカくてね笑 よくチワワに間違えられるんだよね笑 (2015年4月5日 22時) (
レス) id: f67bca3ad1 (このIDを非表示/違反報告)
キャン(プロフ) - 片寄えまさん» マジか(笑)なに飼ってるん？ (2015年4月5日 22時) (レス) id: 4b6fddb3df (このIDを非表示/違反報告)
片寄えま(プロフ) - 私も犬飼っててね、臣くん並みにいや、臣くん以上に親バカだよ笑 (2015年4月5日 22時) (レス) id: f67bca3ad1 (このIDを非表示/違反報告)
キャン(プロフ) - 片寄えまさん» ありがとうございます！え、私の事も好き………？それはさすがに照れますなぁ( ´艸｀)頑張りまーす！ (2015年4月4日 19時) (レス) id: 4b6fddb3df (このIDを非表示/違反報告)
片寄えま(プロフ) - いつも読ませていただいてます！スッゴくこの小説も作者様も好きです！こらからも頑張ってください(*≧∀≦*) (2015年4月4日 19時) (レス) id: dbcb743884 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キャン
| 作成日時：2014年12月27日 0時
