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臣「……ごめん」
『えっ？』
私の意味不明な理由を聞いた臣くんは一瞬驚いた顔をしたが、それはみるみるうちに申し訳なさそうななんとも言えない表情へと変化して小さく頭を下げてきた。
この人、本当にあの登坂広臣か…？
『…なんで臣くんが謝るんよ』
臣「だって俺が悪いみたいな言い方するから」
『…あれ、やっぱりそう聞こえたか』
確かに私が手術を受けたいと思ったきっかけは臣くんの事があったからだし、今さっき私の口から出てきた言葉は臣くんを責めるようなものだったかもしれない。
しかし私は謝ってほしくてあんな事を言ったわけではないし臣くんのせいだとはこれっぽっちも思っていないので、謝られると逆にこっちが申し訳ない気持ちになってしまう。
私はただ自分の為に手術を受けたまでだ…。
臣「……てかさぁ」
『はい？』
臣「……もし俺と付き合ったらなんて事を考えてくれたんだ」
『………ほ…？』
い、言ったかな…？
『…覚えてないっすね』
臣「嘘つけ」
『いや、嘘じゃないっすよ』
あんな早口でバババッと言ったのに、よく聞き取って覚えていたなぁ。
そんなものは余計な能力だ。
『本当にそのような事は言っておりません』
臣「ったく…、素直じゃねぇな(笑)」
『素直です』
臣「どこが(笑)」
『……うるさい！』
さっきまで眉を下げて謝ってたくせに、今は俺の事好きなの？とニヤニヤして私の頬を突いてくる臣くん。
もしこの人と付き合ったら…、仕事を１ヵ月休む事になっても……なんてド真剣に考えて手術を受ける事を決意した自分がバカみたいに思えてきた。
さすがに後悔はしていないし踏み出すきっかけをくれた事には感謝するが、自分の事が好きなのか？という勘違いだけはやめてほしい。
『……お風呂入ってくる』
このままだと私の頬を突いている彼の人差し指を折ってしまいそうなので、私は彼の手をサッと払いのけて風呂場へと移動した。
まぁお風呂に入るとは言ったが傷口を縫い直した今日はシャワーすらも浴びる事ができないので、仕方なく洗面台で頭と顔だけを洗う。
普通にお風呂入りたい……。
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片寄えま(プロフ) - キャンさん» ポメラニアン！笑 でもねー耳がデカくてね笑 よくチワワに間違えられるんだよね笑 (2015年4月5日 22時) (
レス) id: f67bca3ad1 (このIDを非表示/違反報告)
キャン(プロフ) - 片寄えまさん» マジか(笑)なに飼ってるん？ (2015年4月5日 22時) (レス) id: 4b6fddb3df (このIDを非表示/違反報告)
片寄えま(プロフ) - 私も犬飼っててね、臣くん並みにいや、臣くん以上に親バカだよ笑 (2015年4月5日 22時) (レス) id: f67bca3ad1 (このIDを非表示/違反報告)
キャン(プロフ) - 片寄えまさん» ありがとうございます！え、私の事も好き………？それはさすがに照れますなぁ( ´艸｀)頑張りまーす！ (2015年4月4日 19時) (レス) id: 4b6fddb3df (このIDを非表示/違反報告)
片寄えま(プロフ) - いつも読ませていただいてます！スッゴくこの小説も作者様も好きです！こらからも頑張ってください(*≧∀≦*) (2015年4月4日 19時) (レス) id: dbcb743884 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キャン
| 作成日時：2014年12月27日 0時
