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健「A〜」
『………ミアカです…』
直人と直己さんがお会計を済ませてくれて今は店の外でタクシーを待っているのだが、結構な量のお酒を飲んだ健ちゃんがなぜか私にベッタリとくっついている。
人通りが少ないとはいえ一応外なわけだし、おまけに暑苦しいのなんのって…。
健「Aは可愛いなぁ」
岩「ちょっとー、俺のミアカにくっつかないでくださいよー」
健「いつからお前のになったんや」
『……うっさ…』
確かに私は岩ちゃんのものではない。
だからといって健ちゃんのものでもないし、こんなベタベタする仲でもないぞ。
『マジで離れて。あなためっちゃ酒臭い』
健「うわ、ひどい事言うなぁ」
『ひどくないし』
己「ミアカ、そんな奴放っときな」
頼んだ３台のうち２台のタクシーが到着したという事で、健ちゃん以外の誰かと先に帰って良いと言ってくれた直己さん。
本当はその言葉に甘えたいところなのだがタクシーがあと１台来るのをこの酔っ払い達に待たせておくのは怖いし、いろんな意味で危険過ぎる。
ここは唯一飲んでいない私が最後まで残るのが賢いだろう。
『ウチは最後で良いよ。みんなを見送ってから帰る(笑)』
己「そう？じゃあ臣が一緒に乗ってやってくれるか？方向同じだし」
臣「分かりました」
うわ、臣くんと２人でタクシーに乗るのか…。
確かに方向は同じだが絶対に私の家に入るとか言い出すし、黙って手術を受けた事について怒られるのも目に見えているので彼だけは一番避けたかった。
まぁ健ちゃんと帰る方が嫌だが。
EL「さて、健二郎さん帰りますよー」
健「え、なんでお前らと帰らなあかんねん！俺はAと帰るんや！」
隆「健ちゃんとミアカの家は方向が違うでしょ。さっさと乗ってー」
健「嫌や！Aーーー！」
ELLYと隆二くんによって私から剥がされた健ちゃんは必死に私に向かって手を伸ばしていたが、私はそんな彼にバイバーイと笑顔で手を振ってやった。
みんなミアカと呼んでくれているのに、あなたが大声で本名を叫んでいたら意味ないじゃないか。
マジで勘弁してくれ。
直「じゃあお疲れ！」
己「２人とも気をつけてなぁ」
『お疲れさまでしたー。また明日』
岩「Aちゃんバイバーイ！」
おい、お前もかよ。
さっきまでミアカって呼べてたやん。
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片寄えま(プロフ) - キャンさん» ポメラニアン！笑 でもねー耳がデカくてね笑 よくチワワに間違えられるんだよね笑 (2015年4月5日 22時) (
レス) id: f67bca3ad1 (このIDを非表示/違反報告)
キャン(プロフ) - 片寄えまさん» マジか(笑)なに飼ってるん？ (2015年4月5日 22時) (レス) id: 4b6fddb3df (このIDを非表示/違反報告)
片寄えま(プロフ) - 私も犬飼っててね、臣くん並みにいや、臣くん以上に親バカだよ笑 (2015年4月5日 22時) (レス) id: f67bca3ad1 (このIDを非表示/違反報告)
キャン(プロフ) - 片寄えまさん» ありがとうございます！え、私の事も好き………？それはさすがに照れますなぁ( ´艸｀)頑張りまーす！ (2015年4月4日 19時) (レス) id: 4b6fddb3df (このIDを非表示/違反報告)
片寄えま(プロフ) - いつも読ませていただいてます！スッゴくこの小説も作者様も好きです！こらからも頑張ってください(*≧∀≦*) (2015年4月4日 19時) (レス) id: dbcb743884 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キャン
| 作成日時：2014年12月27日 0時
