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「ここで間違いないか?」
『あっ、はい、ここで合ってます。』
彼女は彼の瞳から目を逸らした。
彼から見ても、彼女の頬や耳も真っ赤に染まっていった。
また、彼は彼女の世間知らずなところや、聡美さを愛おしく思っていた。
理由もなく、あの巨漢から救い出すなんて、面倒くさがりの彼はするだろうか??
彼もそれなりの下心があったんだ。
だから、彼は巨漢に襲われているような幻覚をかけた。
それを彼は助けたような幻覚をかけた。
そして彼女は幻覚のせいで夜の街へほいほいと出てしまった。
これが答えである。
彼によって作られた時間はすぎ、彼女の家のバルコニーに着いてしまった。
『あ、りがとう…ございます。』
「あぁ」
『もし良ければこの後お茶でも、いかがですか…??』
「さっき襲われかけたのに、学んでないようだな。」
サッと近くにあったベッドに押し倒された。
彼女は警戒もせず彼の下で為されるがままだった。
1人は慣れていない嬌声をあげ、夜のベッドに沈みこんだ。
そして、彼女は思う。
『こんなところにベッドなんて置いてたっけ…?』
『まぁ、いいか』
彼は彼女が自分のものかと嫌でも分かるように、子宮辺りに彼のマークを刻み込んだ。
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作者名:lei | 作成日時:2024年2月6日 23時