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takanori
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俺が見たかったのはその笑顔だ………
「え、なんで………」
剛典『ぁれ……、おかしいな、はは……っ』
自分の頬を伝う涙。
「……………ふふ、……変なの、笑」
剛典『あ゛笑うなよ………』
好きな人の笑顔見れただけで涙が出るなんて。
今までの俺なら考えられなかった。
感情なんて……………とうの昔に捨てたつもりだった。
剛典『…………俺さ、今まで関わってきた女の人に
" 好き " とか " 守りたい " 、 " 離したくない " なんて感情……沸いたことないんだ。…あ、前に付き合ってた人は別として………』
「…うん」
剛典『…でも、Aちゃんが初めてなんだ。
俺を泣かせたのは、笑』
「泣かせた、なんてそんな…人聞きの悪い……」
剛典『Aちゃんと出逢って…嬉しい、とか楽しい、嫉妬………寂しい……………人を愛する気持ちを思い出したんだよ………』
こんなこと言うなんて普通の人なら照れくさいけど。
俺は違う。
Aちゃんの前だと自分が自分でいられるんだ。
「………剛典くんが初めて自分のこと話した……」
剛典『え、そう?』
「いつも私の話聞いてくれてばっかで……」
剛典『だとしたらそれもAちゃんのおかげかな。』
抱きしめていた腕を解いて目線を合わせる。
剛典『Aちゃんが俺を変えてくれたんだ』
「大袈裟じゃない……?」
剛典『大袈裟なんかじゃない。
確実に俺はAちゃんと出逢って変われた。
それもめちゃくちゃいい方向にね』
君が真っ白で純粋な心を持っていて……物怖じせずに
真正面から俺にぶつかってきてくれたおかげで
自分の弱さに気付けたんだ。
こんなこと言うの、絶対今じゃないかもしれない。
けど、
剛典『…俺こういう仕事してるから気軽にデートとか出来ないし、……ファン、っていう存在があるから制限されること多い。けど、それでも俺は、』
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剛典『一生Aちゃんと一緒にいたい』
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かの(プロフ) - ひーちゃんさん» うわあ!!嬉しいお言葉ありがとうございますっ!(; ;)皆さんに喜んでもらえるのが一番嬉しいです><これからもよろしくお願いしますっ! (2021年1月26日 22時) (レス) id: ea36768a13 (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん(プロフ) - 甘々な岩ちゃんが読んでいてキュンキュンしました!!紅一点も楽しみにしています(^^)かのさんのペースで更新楽しみにしています! (2021年1月26日 8時) (レス) id: 8118e58a29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かの | 作成日時:2021年1月7日 17時