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「剛典くん?!」
剛典『気付いてなかった?笑』
サングラスを少しだけ下げて舌をだした剛典くん。
掴んでいた腕は解放されたけどその代わり
抱きしめられた。
剛典『寂しかった?』
「寂しいというか……ちょっと怖かった。
知り合いいないし………みんな、可愛かったし、……」
ふわっと香る剛典くんの甘い匂い。
それだけで自分でも分からないけど
鼻の奥がツンとしてきちゃって。
ああ、ダメダメ。いま泣いたら…………
剛典『………どうした?なんかあった?』
「ううんっ、………何も無いの、無いけど………」
剛典『………不安?』
きっと、そう。
剛典くんや三代目のファンの子たちがみんな
可愛すぎたから。目移りしないか、とか
今まで感じなくてよかった不安を初めて感じた。
剛典『だーいじょーぶ。俺はAちゃんだけだもん。』
「ん〜〜〜っ………LIVE、頑張ってね、」
剛典『あははっ、ありがとう笑』
体を離すと剛典くんの優しい目が私を捉える。
するなら、今だよね。
剛典『っ、!?』
「ふふ………かっこいい姿、見せてね。」
剛典『っ、言われなくてもそうするし』
今度は剛典くんから。
離れ際耳元で囁かれた言葉に顔を赤くしたのは言うまでもない。
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剛典『LIVE中俺以外見んなよ?』
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「おおっ、…………」
剛典くんが用意してくれた席はスタンドの最前列。
全体を見渡せる席で隣には20代くらいの女性2人組。
話の内容からして直人さんと剛典くんのファンさん。
『岩ちゃんからファンサもらえるかな〜?』
『さあ?でも噂では今日奥さん来てるらしいよ』
『何それどこ情報よ笑笑笑』
(「みんなほんとどこ情報なの……!!」)
だって私一般人だよ?!
TVだって出たことないから顔バレしてないはずなのに……!!
悶々としてるうちに会場の照明が落ちて
大きいスクリーンに出てきた英語の文字。
(「DVDと一緒だ……」)
初めて生で見るアーティスト、岩田剛典。
(「また惚れちゃうな…………」)
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かの(プロフ) - ひーちゃんさん» うわあ!!嬉しいお言葉ありがとうございますっ!(; ;)皆さんに喜んでもらえるのが一番嬉しいです><これからもよろしくお願いしますっ! (2021年1月26日 22時) (レス) id: ea36768a13 (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん(プロフ) - 甘々な岩ちゃんが読んでいてキュンキュンしました!!紅一点も楽しみにしています(^^)かのさんのペースで更新楽しみにしています! (2021年1月26日 8時) (レス) id: 8118e58a29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かの | 作成日時:2021年1月7日 17時