出逢ったことがすべて 2

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「うわ…すご」








朝、何気なくネットを開けば至る所に

" 三代目 岩田剛典ついに結婚か？！ " とか

" 三代目 岩ちゃん熱愛報道 " って。









「やっぱ凄いんだな……」








そんな人とお付き合いできてる自分が信じられない。








でもね、やっぱり怖いの。









(「………釣り合ってるのかな」)







これまで三代目についてたくさん調べて、
メンバーさんにも全員では無いけど会った。

そうしたらね。





(「やっぱりただの一般人があの " 岩ちゃん " と関わり持ってるだなんて…」)





って。




剛典くんにはあんなに強気だったのに
自分のことになると凄い不安になるの。









.








「はぁ………」


瑛『うわ、辛気臭っ。溜息つくなよ』


「ごめんて……」









久々にきた瑛くんのお店はやっぱり落ち着く。









瑛『もっと自分に自信持てよな〜』



「でもさあ？あの岩田剛典だよ？あんな顔面持ってるのにこんな…ど平凡な私なんか好きになるなんてさ…夢のまた夢の話じゃん？」



瑛『ええ…めんどくさ…』



「ひっっっっど！話聞くって言ったの瑛くんじゃん！」



瑛『いやそうだけどさ、惚気かと思ってたんだよ』



「はぁ〜〜〜〜〜〜〜……」








グラスを見つめながらテーブルに顔を伏せる。








「変な顔……みっともないなあ……」



瑛『今更？』



「嫌いになるよ？」



瑛『ごめんごめん笑 大丈夫、お前は可愛いよ』



「お世辞どうも」



瑛『お世辞じゃねぇよ』



「……優しい瑛くんって不気味だね」



瑛『てめぇこのやろう笑笑』









どうしたら " 釣りあってる "
って思ってもらえるような女になれるのかな。









(「あれ、そういえば…」)









「ねぇ剛典くんの好きなタイプって知ってる？」


瑛『え？俺に聞くの、それ』


「だって常連なんでしょ？そういう話しないの？」


瑛『うーん………あ、確か『こんばんは』おーー……』









瑛くんの言葉を遮って隣に座ってきた男。
こんなことできるのはたった一人だけ。









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