出逢ったことがすべて 2

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takanori


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スタッフ『これにて撮影は終了です！お疲れ様でした！』



剛典『お疲れ様でした！ありがとうございました！』









マネ『次は雑誌の取材。すぐ移動するから』


剛典『……はい、』









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広臣『なんだよ〜顔色悪いな〜』


剛典『臣さん……』


広臣『どうだったの？同居は』


剛典『まあ……………はい』


広臣『あれ？上手くいかなかった？』









あれ。俺ってこんなに弱かったのかな。









広臣『あ、え、岩ちゃん！？』


剛典『なんでですかね………はっきり振られたわけでも無いのに…っ、笑』


広臣『お前は……ったく、乙女かよ！！』









少々乱暴だけどきっと臣さんの優しさなんだよな。
ジャケットを頭から被せてくれた。









広臣『………よっぽど好きなんだな、Aちゃんのこと』


剛典『なんか、もう自分でもわかんないくらい好きで…』









気抜いたら考えることはAちゃんばかり。
近くて遠いってこういうことを言うのか。









広臣『家隣ならすぐ行けるじゃん？』



剛典『そうですけど……
嫌がられたらそれこそ俺もう耐えられないっすよ、笑』



広臣『……信じられない、あの岩ちゃんからそんな言葉が出るとは……』









Aちゃんの嫌がる事はしたくないから。









広臣『でも別に嫌われたわけじゃないんだろ？
ただ、友達としてしか見てくれないってことでしょ？』



剛典『まぁ……』



広臣『まぁな〜今までの岩ちゃんからしたら耐えられないか。
すぐ手出してたもんな』









図星すぎて何も言えない。









広臣『とりあえずさ、もう少し友達続けてみたらどう？
そもそも君たち出会って日浅いんだからさ』




剛典『そう、っすよね。笑』



広臣『そうそう。くよくよすんな、岩ちゃんらしくないよ』




剛典『臣さんまじでかっこいいっす、惚れそう』




広臣『やめろよ笑』










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そうだよな。焦らなくていい。


もっと、もっと時間をかけて


お互いを知ることが大事なのかもしれない。


今の俺たちには。









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