桜庭と。 (ページ36)

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宮舘編。ページ36

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宮舘『お疲れだね。笑』

「、！りょ～たぁ～～～！！！！！」

宮舘『うちのポンコツがごめんね』

「んもぅ～～～安心安全の宮舘涼太だぁ～～～……」

お察しの通りここまで3人と撮影してきたけどもう既に体力も精神も色々削られた桜庭はこの後が涼太だと知り、安心しました。嬉しいです。

宮舘『ふふ、嬉しい？』

「もうめちゃくちゃ嬉しいです……！！！」

宮舘『よかった。笑』

おかしいな。涼太の前だと妹みたいな立ち位置になっちゃうな。今だってほら、頭撫でてくれてるし。

宮舘『まだまだ長いと思うけど頑張ろうね』

「紳士………！！」

宮舘『はは、なんか佐久間みたい』

円卓テーブルに座る私。そんな私を後ろから優しく抱き締め、そっと頭を撫でる涼太。

宮舘『お待たせ。』

「遅いよ、涼太。」

宮舘『ごめんごめん、翔太に捕まっちゃって』

「急なゆり組っ、！？」

宮舘『あはは、笑』

こうやって笑いも入れて緊張をほぐそうとしてくれる姿に前の3人とは違うきゅんを味わう。どこまでも紳士だなぁ。

「見て、美味しそうだよね」

宮舘『ね、エビチリ美味しかったよ』

「あそっか、食べたのか」

宮舘『あーんする？』

「ぇ、」

返事を待つわけでもなくスプーンにエビチリを乗せ、口元に持ってきた涼太の目がきゅるきゅる。なんだか子犬みたい。笑

「ぁ、」

宮舘『あー………美味しい？』

「んまっ！」

宮舘『ふふ、かわいい』

「っ、涼太のかわいいなんか……やだ」

宮舘『え、やだ？』

「翔太とか……辰哉と違ってなんかリアルなんだもん」

ふふ、と優しく微笑んだかと思えば " まぁ本気だからね " と真剣な眼差し。っ、あー……苦しい。笑

「もう……」

宮舘『困った？笑』

「困ってる！」

涼太との撮影は比較的落ち着いてできたな。まぁそれも涼太の気遣いのおかげなんだけどね。そして残るは。

『あー、やばい緊張するな～』

『Aちゃんの事を思うと早く終わらせたい……』

『あべちゃん気遣いの鬼やん！』

『気遣いの鬼って笑笑』

『にゃは！Aちゃんかーわいなー！』

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