J S B G I R L ！！ 17 (ページ22)

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リアコページ22

daigo(naniwadansi)

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「ごめんだいご～！！待った？」

大吾『ぜんっっっっっぜん待ってへんで！』

「ふふ、ほんと？笑」

大吾『ほんまほんま！俺も今来たとこやし！』

ああ、なにこの幸せな会話。
俺いつか罰当たるんちゃうかな。
なんて思ってまう程幸せ。

なぜ、俺が所謂 " 推し " とこんな会話をしているのか。

「でも珍しいね？大吾から遊びのお誘いだなんて」

大吾『俺やってAちゃんと遊びたいもん……』

なんて聞くから口を尖らせて拗ねてみせると
顔をくしゃくしゃにして俺の事を " かわいい " って言ってくれる。

男やったら " かっこいい " の方が嬉しいはずやねんけど、
俺の場合 " かわいい " って言われて頭撫でられる方が断然嬉しい。

やってその方が………ほら。

「こーんなかわいい子と遊べるなんてほんと幸せ！
ね、どこ行くの？」

大吾『俺、東京来たら絶対Aちゃんと
行きたい場所あってな！案内する！』

「え！？大吾が！？」

大吾『今日は " デート " のつもりやってんけど……だめ？』

Aちゃんの方が少し背が高いのを利用して
上目遣いであざとく首を傾げる。

女子は……ううん、Aちゃんは俺のこれに弱いって
知ってるから。やから、今だけは。

「ううん！だめじゃないよ！♡」

大吾『えへへ、じゃあしゅっぱーつ！』

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今日だけは、その左手握らせて。

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「なにこのお洒落なお店……」

大吾『すごいやろ！？ずっと行きたいな思っててんけど
男同士で行くのもあれやなあって思ってて……』

「ね、大吾。」

大吾『ん？』

「私がこういうお店好きだ、って知ってた？」

悪戯に聞いてきたAちゃんは小悪魔だと思う。

そんなの、知るはずが無いもん。けどここで知らないって
言うのもなんだか負けた気がして悔しい。

大吾『………さぁね、』

「あはは、なにそれかわいい笑」

大吾『もー！行くで！』

年上の余裕、ずるいなあ。ほんと。

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