桜庭と嫉妬。 ページ19
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『ねぇ聞いてる？！』
『もっと俺たちにも構ってって言ってるの！わかってる？！』
「き、聞いてるから………」
事の始まりは確か………。ああ、そうだ。カフェで彼らと遭遇したのがきっかけかな。
『あ！Aちゃんじゃん！』
『ほんとだ！かわいい！』
「？……ぁ、しんたろ、と…………誰？」
『俺だよ、樹だよ。なんで気付いてくんないの』
「ごめんごめん、知ってる。笑」
SixTONESの慎太郎と樹。そういえば久しぶりに会った気がするな。ここ最近はSnowManと一緒の事が多かったし、プライペートでも何かと会う機会はあるけど。笑
森本『最近付き合い悪くな〜い！？』
田中『なんでお前そんなJKのテンションなんだよ』
森本『もうさ、しょっぴーのマウントがえぐいんだよ』
田中『いやでもわかるそれ！ " 俺昨日Aと買い物行ってきた " とかさ！しかもしれっと呼び捨てだし！俺らも呼び捨てしたいんだけど！ねぇ！だめ！？』
「待って落ち着いて、ここカフェ………」
変装とは言えない変装、他の人よりも声が大きいプラス " しょっぴー " 、と渡辺翔太のあだ名を大声で発する2人には " ファンにバレる " という思考回路は無いのだろうか。ちなみに言うと私が座ってるのは4人掛けの席なんだけど、隣に慎太郎、目の前に樹。そして冒頭の。
森本『ねぇ聞いてる？！』
田中『俺らにも構ってって言ってんの！？分かってる？！』
「う、うん……分かってる、分かってるんだけど、」
森本『俺らもAちゃんと出掛けたいし、ドッキリ仕掛けられたいの！』
田中『あわよくば浮気してました、っていうドッキリの仕掛け人になりたいの！』
「………ん？」
前半はそうだよな、もっとこの子達ともコミュニケーション取らなきゃなって思ってたのに後半何を言い出してるんだ？
田中『あべべじゃなくて俺でもよかったじゃん！』
森本『なんなら俺でもよかったじゃん！』
「んん？」
森本『とにかく！まずはSixTONES全員とご飯！』
田中『それからたまには俺らとも遊んで……？』
「ふふ、うん。わかった。ていうか、遠慮なく誘っていいんだよ？」
その後、本当に遠慮なく毎日誘われるようになった話はまた今度。
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作者名：かの
| 作成日時：2022年12月25日 15時
