桜庭と。2 (ページ14)

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佐久間『でもね、俺は守りたい。世間から批判浴びるし、多分それぞれの事務所からもそれなりの対処はあると思う。だけど、俺2人が大好きだから。どんだけ最低でも嫌いになれねぇんだわ。』

向井『っ、おれもっ、！』

翔太の腕から抜け出してきた康二も、駆け寄ってきて私に抱きついてきた。

向井『おれも、2人が大好きやねん、！ほんまは許されへんし、てか許したくもないんやけど……でもな、それでもあべちゃ、もAちゃんも大好きやからっ、！また2人に笑って欲しいから……だから……おれも、まもる！』

「こうじ、………」

なんでこんなにも優しいんだろう。私には旦那と子どもがいる。それにお互い、良くしてくれた先輩がいて、慕ってくれる後輩がいて、同じ年月を切磋琢磨してきた同期もいて。(ドッキリだよ‼️)多方面に迷惑をかける話なのに " 守る " という言葉を口にしてくれた2人に涙が止まらないのはあべちゃんも同じで。

阿部『ごめんっ、……2人とも……ありがとう……っ、』

向井『あべちゃのばかっ！！！！』

佐久間『俺、あべちゃが居ないと嫌だかんね！！！！』

そろそろネタばらしかな。そう目配せして、合図する。

「辰哉、………」

深澤『………俺は、』

口を開きかけた所で音を立てて扉が開く。

「みんな～～～ドッキリだよ～～～！！」

阿部『俺ら浮気してないよ～～！！』

……これTVで流せる顔かな。笑

佐久間『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ？！？！？！？！』

岩本『………あっは！！！！最悪！！！！』

最初の方に畳み掛けてそれきり黙っていた照、そして顔を真っ赤にしてあべちゃんに抱きついていたさっくんが口を開く。

深澤『……は？ちょっと待って、意味分かんないんだけど』

渡辺『どういうこと……？なに？』

向井『っ、あーーー！！！！！！その顔GPやろ！！！』

目黒『あー……なるほどね、やってんなこれ』

ネタばらししたのに私に引っ付いてるあべちゃんは腕組んで首をこてん、と傾げ小悪魔な笑みを浮かべるもんだからメンバーからは非難の嵐。笑

そしてその後、安心からなのか大号泣した翔太と辰哉の子守りに追われる私と、照とさっくんから有り得ないくらい説教されたあべちゃん。次やる時は自分のメンバーだけにしようっと。笑

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