好きがあふれる。 (ページ9)

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悪魔的ページ9

you

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「臣くん隆二くんっ！！」

隆二『A～～っ！！！！』

剛典『え俺もいるんだけど』

広臣『照れ隠しだよ、きっと』

今日はSamantha ThavasaのCM撮影。

お店での撮影なんだけど、なぜか私は剛典の相手役。

コンセプトとしては、一緒にジュエリーを探してる

" カップル " らしい。

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「綺麗………。」

ショーケースに並ぶキラキラ輝く宝石を眺めていたら

後ろから誰かに包まれた。と言っても一人しかいないんだけど。

剛典『欲しい？』

「っっっっ！！！！！」

多分、私、耳赤い。

後ろから手を重ねてきてきゅっと優しく

包み込まれた。こんなの………

剛典『あ、これとか似合いそうじゃん。』

「そっ、そうかな、？」

剛典『ふは、何照れてんの笑』

肩を持って回転させられて向き合う。

最近、本当にかっこよくなったと思う。

髪の毛明るくして、短髪になって。

昔のような筋肉ゴリゴリじゃなくて、

なんだろう。無駄を削ぎ落とした感じ？

私の知ってる岩田剛典じゃなくなった気がするな。

剛典『……ちょっと待ってて。』

「…ん？」

ぽん、と頭を撫でたかと思えばどこかに消えた。

これも演出、なのかな……？

戻ってきた剛典の手には四角い箱。

……待って、それって、

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剛典『ん。手貸して？』

「っ………」

剛典『………うん、ぴったり。』

左手の薬指に輝くダイヤ。

それを愛おしそうに眺めながら絡め取られた手。

剛典『いつか本当に渡せたらいいのにな……。』

「何言って、………」

見上げたら優しく微笑まれた。

本気なのか、台詞なのか。

耳元に唇が寄せられて ─────────────

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" 俺だけのプリンセス ──── "

剛典『ははっ、顔真っ赤じゃん笑』

「そ、そういうのはちゃんと好きな人に
言ったあげないとダメでしょ？笑
もーう、すぐ揶揄うんだから……」

" 揶揄うわけねぇじゃん。 "

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これは悪質な悪戯ですか。

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