好きがあふれる。 (ページ6)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:67,319 hit

もどきページ6

you

.

剛典のメディアラッシュが落ち着いた頃。

剛典『ね、今日Aん家寄っていい？つか泊まる』

「あ、うん。どうぞ。」

" 強引やな～ " なんていう健ちゃんは無視無視。

久々に剛典が泊まりに来る………。

………うん、何だろう。緊張しちゃう。

剛典『あ゛ーー！！すげぇ帰ってきた感じする！！』

「何それ笑」

剛典『ほぼ俺ん家みたいなもんでしょ？
あ、もしかして他の男も家にあげちゃってる？笑』

「なっ、してません。
誰かさんと違って素行良いんで。」

剛典『は？おい、俺だってそんな遊んでねぇわ。笑』

ふふ、この感じ久々だなあ。

私の家を知り尽くしてる彼は冷蔵庫も勝手に開けるし、

" お泊まりセット " が常備してある。

だから他の男連れ込むなんて出来るわけないでしょ。

.

「ちょっ！…もう……服着てよ。」

剛典『いつもの事じゃん？』

「だからってねえ……」

引き締まったカラダ。

剛典は周りのメンバーに比べたら華奢な方ではあるけど
それでもやっぱり彼も男。

意識してしまうのは仕方がない。………よね？

タオルで乱暴に髪の毛を拭きながら

ソファーに座る私の足元に腰を下ろして

ドライヤーを差し出してきた。

「私は美容師かって」

剛典『おねーさんおねがいしまーす！』

「ふふ、はいはい。笑」

茶色の髪の毛を梳きながら乾かしていくと

眠たいのか船を漕ぎ出してしまって

頭が揺れる揺れる。笑

「よし、終わったよ。起きてる？」

剛典『んー……』

「………寝てるな。」

剛典『ぉ、……る………』

あまりにも可愛すぎてさらさらの髪の毛を撫でたら

くすっと微笑んだ。そのままだらんと凭れかかってきた剛典は

下から私を見上げてつぶらな瞳を向けてきた。

.

.

.

恋人みたい？

………いいえ、幼なじみです。

.