久しぶり ページ3
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2014年 6月
優斗『今日は全員集まれるみてぇだな。』
「ふ〜ん………。」
優斗『嬉しい？』
事務所へ向かう車内でそんな事を聞いてきた
我がマネージャー佐々木優斗。
「………別に？」
優斗『はは、沢尻エリカかよ』
「マネージャーがタレント呼び捨てとか有り得ない。」
優斗『はいはい。笑』
嘘。本当はめっちゃ嬉しい。
だって……いつぶり？オーディションぶり、かな。
ということは約2ヶ月ぶりにちゃんと顔を合わせるんだ。
そう思ったら急に恥ずかしくなってきた。
どんな顔して会えばいいんだろう。
普通に、 " おはよう " ってね、うん。
" 久しぶり " とか？ " 最近、どう？ "
うん、こんな感じかな。
優斗『お前は中学生かって』
「えっ、」
優斗『ぜーんぶ声に出てんだよ笑』
「もうっ、うるさい！」
優斗『(ほんとかわいい人だな………。)』
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それから優斗とは途中で別れて、リハ室に向かう途中。
エレベーターで会ってしまった。
「『あ、』」
「あ、えと、ひさ、しぶり、？」
剛典『そう、だね？どんくらい、かな？』
いやよそよそし過ぎでしょ私たち！！
仮にも幼なじみよ？！
そそくさと端に避ける私。
逆側の端に身を寄せる彼。
続く沈黙。
「『あのさ、』」
「あ、いや、え、」
剛典『あ、ごめん、なに？』
「や、ううんっ、先に、」
剛典『いやいやいやいや、Aなんかあるんでしょ？』
なんだこれ。笑
だんだんおかしくなってきて笑いが込み上げてきた。
それは剛典も一緒だったみたいで。
剛典『ふっ、……あははっ、なにこれ笑
俺たち初対面かよって笑』
「ほんと笑
いい歳してなにやってんだろ笑」
顔を見合わせて笑い合う。
ああ、いつぶりだろう。
こうやって剛典と笑い合うの。
剛典、顔つき変わったなあ……。
やっぱりEXILEだと後輩もいるから立場的に
しっかりしなきゃ、っていう思いがあるのかな。
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作者名：かの
| 作成日時：2021年9月25日 22時
