好きがあふれる。 (ページ13)

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自己嫌悪ページ13

takanori

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……なんってことしてしまったんだ。

数日経ってからあの日のことを今でも思い出して

顔が赤くなって、最終的には自己嫌悪に陥る。

いくらなんでもあれはやりすぎたか。

いやでもAが悪い。俺は悪くない。

あんなん言われたら男は誰だって耐えれる訳が無い。

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広臣『そういう目で見たことあんの？』

剛典『………誰が？』

広臣『がんちゃんが。』

剛典『…………誰を？』

広臣『Aを。』

剛典『……………え！！！？？？！！！！』

隆二『がんちゃんどうした～？』

隆二さんの間延びした声に答える余裕も無く、

今しがたとんでもない事を聞いてきた本人を振り向く。

広臣『そこんとこどうなの？笑』

剛典『なんで嬉しそうなんすか……』

広臣『え～？だってだってぇ～？
普通なんとも思ってない女押し倒さないじゃ～ん？』

今までに聞いたことの無い甲高い声を出すものだから

多分、俺史上いちばん冷めた目してると思う。

でもここで頷いてしまうと何故か負けた気になる。

しかも離れた場所にいるしな、本人。

広臣『もうこの際はっきり言っちゃいなよ～？笑』

剛典『ちょ、うざいですっ！！』

広臣『おーおー、子犬から狂犬に変わったぞ』

" 怖い怖い " なんて言って腕を摩るふりをしながら

遠ざかっていった。……顔は笑ってたけど。

剛典『はぁ…………』

重い溜息を零して机に突っ伏すと

誰かの声が聞こえたような気がするけど

気の所為か。

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" 拗らせてんなぁ。 "

拗らせてるわけじゃないんすけど。

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