好きがあふれる。 (ページ11)

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教えてあげるページ11

takanori

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「そうなの？」

剛典『……………は？』

此奴、何言ってんの？

" 健ちゃんから聞いた "

" 剛典もそうなの? "

最近は仕事も落ち着いてきたから

俺はほとんどAの家に泊まってる。

………だって事務所から近いし。

各々好きな時間過ごしてたら突然聞かれて

は？しか出ないし健二郎さんなんてこと言ってんすか。

今度会ったら絶対絶対絶対……えっと………

まぁいいや。

剛典『……それ知ったとこでなんかある？』

「無いけど気になるじゃん。」

剛典『気になんなくていいわ！スルーしろよ！』

思わず頭を抱える。

そのままソファーに座ったら当然彼女も座る。

だけど今この状況で隣に座られたら俺何するか分かんない。

「あ、そもそも剛典って今彼女いるの？」

剛典『いねぇしそもそもいたら泊まってない。』

「それもそっか」

あれ、Aってこんなに阿呆だったけ。

ここはどう答えるべきなのか。

なんて答えるのが正解？

「で、どうなの？」

剛典『あー……』

素直にそうだよ、って答えるか？

でもそれで誰が得する？

違う、って言っても多分嘘だって言われるだけだし

ああもうほんと健二郎さんの馬鹿！！！

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剛典『……多分それ、健二郎さんだけだよ』

「え？」

剛典『健二郎さんは、女の人全員そういう対象なんじゃない？
だからそうやって言っただけで俺は違うよ。
誰でもいいわけじゃないし。』

「……なーんだ。健ちゃんのばーか。」

よっしゃ、勝った。

剛典『あ、でも今の絶対俺以外の男に聞くなよ？
特に敬浩さんとか。あと臣さん。』

「なんで？」

剛典『なんでって………』

どうしてこうも無理難題を提示してくるんだ。

だから、俺は悪くない。

.

剛典『こういうこと、されるから。』

幼馴染、だから。

Aは俺の事男として見てないから。

だから大丈夫、だよな………？

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