約束のI love you…[Ren.M]

35 辰哉 ページ35

辰哉side
照「酷かったよなあの時は」


辰哉「うん、マジで俺としても許せなかった」


一部始終を知っている照と2年前を思い出す


辰哉「俺としてもさ、もういいと思うんだよね、新しい恋に進んでも、、、
でも、少なからず心ん中に引っかかりがあんのかな」


照「あれだけのことがあったら人間不信にもなるよな、仕方ないよ」


辰哉「強がってるけどさ、辛いと思うんだよね。
周りもリア充ばっかりだしさ、友達の惚気とか結構聞かされてるみたいだし」


照「Aちゃん優しいからな〜
ニコニコしてるから余計にそういう話するんだろうね周りも」


辰哉「マジでAに早く幸せになってほしい」


缶に残ってるビールを飲み干してテーブルにつっ伏せる


兄としても心配なんだよ


そろそろAの中で恋人が出来たことがないことが


コンプレックスになってしまわないかとか


辰哉「なんであんなに可愛くて優しくい子に彼氏ができないのかね？」


照「出たよ笑 ふっかのシスコン！
でもさ、いざAちゃんに彼氏できたらふっかとしても不安でしょ？」


辰哉「そりゃね、ちゃんとAにふさわしいか、守ってくれるか、幸せにしてくれるか、見極めないとな」


照「怖ぇぇぇぇ笑」


照は俺たち兄妹の仲の良さも分かってくれてるからこういう話も聞いてくれるのがありがたい


時にはあんまり仲が良すぎてキモいって言われるからさ笑


うちは特殊なんだよな


親が共働きで忙しかったからAと2人で鍵っ子だったし


一個違いだからほぼ双子みたいに育って来た


Aが嫁に行くってなったら俺確実に泣くわ笑

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