約束のI love you…[Ren.M]

31 辰哉 ページ31

辰哉side
照「Aちゃん、相変わらず忙しそうだね」


Aが部屋に行ってから買って来てくれたつまみを相手に飲み直す


辰哉「うん、なんか今が1番大変らしい」


照「すげぇな〜
大学生って自由な時間があるイメージだけど、看護学生は別格なんだな」


辰哉「本当に、よく頑張ってると思うよ
バイトも行ってさ、息抜きできてんのかなって不思議に思うわ」


照「Aちゃん彼氏は？」


辰哉「できないらしい」


照の質問に対して首を横に振った


照「そっか、、、
まぁ、でもあのことがトラウマになったりしてるのかもね」


辰哉「そうだな、俺もそう思う。
あんまり言わないけど、きっと心ん中で引っかかってるんだと思う
俺はAも幸せになって欲しいんだけどなぁ」



あのこと、、、というのは


Aが大学1年の時に起きた出来事で


Aを傷つけられた兄としては許しがたい事件だった


Aが入学した時から入ったサークルで仲良くなった二個上の先輩


その先輩によく誘われて遊びに行くことが増えたA


「おにぃ〜また先輩に誘われたんだけど、、、
先輩って私のことどう思ってるんだろう？」

「飲み会の時もいつも私の横に来て喋ってくれるの。先輩の話面白いんだよね」


俺とAは仲良いから兄妹間でお互いの恋愛相談にのったりはよくあったから


こうしてAと先輩の話も聞いていた


辰哉「そんなに誘ってくるってAに気があるんじゃねぇの？分かり易すぎるけど笑」

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