約束のI love you…[Ren.M]

3 蓮 ページ3

蓮side
ラウ「めーめ！一緒に帰ろ」


授業終了のチャイムが鳴り、皆一斉に立ち上がる


俺の元へやってきたこのベネズエラとのハーフは俺の親友のラウール


蓮「あー、やっと終わった。マジだりぃ」


腕を上に伸ばして凝り固まった身体をほぐしながら席を立ち、帰る準備をする


「ねぇねぇ、新しくできたタピオカ屋さん行かない？」


教室を出ようとして声をかけてきたのは同じクラスの綾香と紗良だった。


ラウ「どーする？めめ？」


蓮「行く？最近タピ活してないし」


そう言うと綾香は目を輝かせて


綾香「そう言うと思った。佐久間も呼んでくる！」


と言ってまだ教室にいた佐久間くんを呼びに行った


ラウール、佐久間くん、綾香、紗良


これがいわゆる俺のいつメン


普段は大体ラウールと過ごすことが多いけど


みんなで遊んだり、一緒に帰ったりするなら大体このメンバー


制服姿で5人でタピオカ屋の行列に並ぶ


大介「やっぱ、すっげぇ混んでんね」


紗良「平日だからこれでもまだマシだってよ」


空前のタピオカブームのおかげでアトラクション並みの待ち時間


普通は男はあんまりこういうのに興味ないんだろうけど


俺はなぜだかタピオカというドリンクにハマってしまった


定期的に飲みたくなってこんな風に誰かと学校帰りに飲みに行くのも割とルーティン

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