第八十話 ページ32
小松田「はーい着いたよ」
目的地は学園長の庵だった
A『...』
...いや、まぁ薄々感じてたよ？
委員会の手伝いをやれと言われたときと似たような嫌な予感をさ
歩いてる途中で若干気づいてたもん
あこれいつものルートだなって、おかしいなおかしいなって
小松田さんは大事な話っぽそうだから外で待ってるねと
少し離れたところに行った
いやいや！、一緒にいてよ！！
と言いたかったが言えるわけもなく
A『A...です』
入ることにした
不本意だが、誠に遺憾だが、本当に嫌だが、やらなくてはいけない
とある黒人のティックトッカーのような顔をしながら、覚悟を決めて
声をかける
学園長「入りなさい」
したら返事が返ってきたので中に入った
中では学園長先生が座っていた
学園長「おはよう」
A『おはようございます』
正面に座って、そこからなんだ...と思いつつ応える
ヘムヘムはというと学園長先生の隣で静かに正座していた
正座...？犬が正座...？？
背中に宇宙を背負いながらヘムヘムをただの犬として見るのは
もうやめた方がよさそうだと思った
...あれ、私ってまだ普通の犬として見ようとしてたんだ
前にも同じようなこと思わなかったっけ...？
自分の不自然さに思考が傾きかけたそのとき、学園長先生に話しかけられた
学園長「...どうじゃ学園は」
A『！...そう、ですね』
意識が急激に現実に引き戻されて、反応が少し遅れる
"...どうじゃ学園は"ってどういうこと？
慣れたかってこと？
言葉の意味を自分なりに解釈する
慣れてるかって聞くってことは学園長先生は
私が馴染めていないと思っているの...！？
それでもし、まだまだですね笑とか笑って誤魔化したら......
その先を考えただけで私の顔は心の中で
ガ○スの仮面の白目の表情になった
これは、なんか......うん
良いことを言わなくては...！
そう思ってからは早かった
A『...正直に言うと少し心配でした
こんな私に仕事が勤まるのかと、何度も思いました
ですが、先生方や生徒の皆さん
食堂のおばちゃん、皆が優しく接してくれました
その事がとても嬉しかったです...！』
と笑顔で言えば、学園長先生は安心したようにと頷いた
そしてこう言った
学園長「ではこれからも委員会の手伝いは続けてくれ」
私の顔は本当にガ○スの仮面の白目の表情になった
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花火(プロフ) - 勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡さん» コメントありがとうございます！更新遅くてすいません😢近日中に更新できそうなので、少々お待ちください。 (2023年2月23日 17時) (
レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - 尊いｯｯｯｯｯｯ好きです。花火さん大好きです！これからも更新できれば宜しくお願いします💪(･ω･｀)ﾑｷｯ (2023年2月8日 11時) (レス) @page50 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
花火(プロフ) - 雅さん» コメントありがとうございます！更新が遅くなっていますが、より面白くできるよう頑張ります。 (2022年7月21日 14時) (レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
雅 - コメント失礼します。花火さんが作成した小説、読ませて頂きました。気になってつい、夢中になりましたんで😅続きも気になります。 (2022年7月20日 20時) (レス) id: ded74af8a4 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 花火さん» そんな！！ あきません！！ 更新遅くてもまた続けます！！ (2022年3月22日 19時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花火 | 作成日時：2021年10月3日 20時
