第六十六話 ページ18
A『手伝いに来ました』
障子の向こうの人達に声をかける
一番最初の頃と比べると大分慣れてきた感じだ
でもどんな人がいるかわからないし何が起きるかわからない
気を引き締めなくては...！
嬉しさでたるたるな表情筋を心と共に引き締める
すると部屋から少し低めの声が聞こえてきた
？「はーい、どうぞー...」
うわ元気無ぇ
昨日に引き続きまたもや嫌な予感がして背筋に悪寒が走る
深呼吸をいつもより深めにしておく
なんか落ち着く気がするから
恐る恐る障子に手をかけ、開けると
生暖かい、嫌な風が頬を吹き抜けた
A『！』
なかを見ると
？「「「「「...」」」」」ｽﾞｩｩｩﾝ
太陽が出ていて明るいはずの部屋は暗く
中の人達もうつむいており、肩にはアレが全員に憑いていた
アレらの叫びと委員会の人達の生気の抜けた顔
そう、まさに地獄絵図に近いものがそこにあった
A『し、失礼...します....』
気が引け、腰も引けたがここで戻るわけにもいかず
入ることにした
さっきまでの呑気な私はどこにいったのやら
伊作「....えっと、」
A『！』ﾋﾞｸｯ
びっっくりしたぁ、怖い！
急に声出さないでくれる！？
唐突に六年生の人が何か言ったので驚きのあまり逆ギレをした
その勢いで声のした方を睨み付けると本人も私と同じように驚いていた
霊「ゥ？」
そして後ろのアレも反応した
ウァァァァァァァァァァ！こっち見んな！！！
意識しちゃダメだ意識しちゃダメだ意識しちゃダメだ意識しちゃダメだ
碇○ンジのような言葉を心のなかで言い続けるが、
それ自体を意識すればするほど感じてしまう
A『ぁ、まずは自己紹介、ですよね
私、AA...です』
意識したくないがために自己紹介という荒業に出た
数馬「...僕は、三年は組の、三反田数馬です...」
左近「僕は...二年い組の...川西左近です..」
伏木蔵「....僕は..一年は組の鶴町伏木蔵...です...」
乱太郎「...私は一年ろ組の猪名寺...乱太郎です..」
うん、うんうん、うん
ダメだこりゃ
霊は全員に憑いているため
私は囲まれているような図になっているということが
把握できた
最悪としかいえない
A『....何をすればいいですか？』
さっさと仕事をしてヤバイ奴等まみれのここを出たい
その思いで聞けば、前に会ったことのある善法寺さんが教えてくれた
うわあの人一番憑いてるやん...
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花火(プロフ) - 勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡さん» コメントありがとうございます！更新遅くてすいません😢近日中に更新できそうなので、少々お待ちください。 (2023年2月23日 17時) (
レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - 尊いｯｯｯｯｯｯ好きです。花火さん大好きです！これからも更新できれば宜しくお願いします💪(･ω･｀)ﾑｷｯ (2023年2月8日 11時) (レス) @page50 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
花火(プロフ) - 雅さん» コメントありがとうございます！更新が遅くなっていますが、より面白くできるよう頑張ります。 (2022年7月21日 14時) (レス) id: 4b9d571a5c (このIDを非表示/違反報告)
雅 - コメント失礼します。花火さんが作成した小説、読ませて頂きました。気になってつい、夢中になりましたんで😅続きも気になります。 (2022年7月20日 20時) (レス) id: ded74af8a4 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 花火さん» そんな！！ あきません！！ 更新遅くてもまた続けます！！ (2022年3月22日 19時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花火 | 作成日時：2021年10月3日 20時
