【忍たま】忍術学園の事務員補佐になってしまった,,,二

第六十話 ページ12

A『無し、無し』


きり丸「こっちも無しっすね」


歴史関連の本は虫食いの部分が所々見られたが

そのあとの図鑑や難しい小説などにはなかった



A『虫食いありませんでした』


長次「...もそ」



...もそ、ですか


中在家さんの反応に困り、不破さんに助けを求める視線を送る


雷蔵「えっと、わかったって」


A『あ、はい』


不破さんマジありがとう...！

ほんとにこの人何言ってるかよくわかんないんだよね！泣

もそもそって聞き取れないしよくわからん☆









長次「......そろそろ、終わりにしよう...」


今日のところはこれで終わりらしい

あのあと、能勢くんと二ノ坪くんが調べてくれた本の数をもとに

図書室にある冊数を調べた

もちろん全部あった、というか二人の仕事はさっきのあれだったのね


委員会が終わったので皆、解散する

頃合いを見計らって私も立ち上がろうとしたら中在家さんに呼ばれた

ので座り直す


A『あの、何か...？』


長次「...」


うぅぅわ、こっわ、怖い怖い

なんか睨まれてる...！？


ちなみに不破さんはまだいてくれている


長次「...もそ、..もそ...」


A『...』


オッケー！！よくわからないことがわかった！

さっきまで聞こえてたんだけどな！泣

通訳不破！！なんかまたもそもそ言ってんだけど！？


A『』ｼﾞｯ


雷蔵「あー、あのねその前髪について言ってるよ

そんなに長いと不便じゃないか？って」


そういうことね！ありがとう！泣


A『あ、あぁ、大丈夫ですよ

全然、問題ありませんから』


そう言っても、中在家さん特有？の難しい顔は変わらない


赤と青のジャージを着て、片方飛び跳ねて片方ギター持ってる

二人の芸人が歌ってるあの言葉が出てきそうになる


これは認めてもらわないと...


私が何度も大丈夫だと説明すれば、渋々といった感じで

もそと一言


すかさず不破さんを見れば、そうかって言ってるよ

と教えてくれた


こう、何度も教えてもらっていると申し訳なさが込み上げてくる

すいません、不破さん...！

そう思いちらりと見ると少し困った笑いをしていた

こう、なんか控えめにニコッ...って



あぁ...すいません、本当にすいません


心が罪悪感でいっぱいだ

それに加え、この沈黙


長次「...」


雷蔵「...」ﾆｺｯ..


A『...』


私はこの空気に堪えられず部屋を出た


A『も、もう仕事を終わりましたね！

じゃあ失礼しました！』

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