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健二郎side ページ16




直己さんの後ろに続いて、歩くと


『っーー助けてっ!!!』


メイク室から聞こえる声


聞いたこともない悲痛なAの声やった


急いでみんなで走ってメイク室に入るとそこには


Aの髪を掴む女


「ってめぇ!!!!」


「あかんっ!岩ちゃん!!」


勢いのまま掴みかかりそうになる岩ちゃんをエリーと一緒に抑えた


女は、岩ちゃんの圧に押されたのか、掴んでいた手を離し、顔を青くさせた


Aは、部屋の隅に座り込んで、小さな体を震わせながら涙を浮かべていた


泣いとるやん。かわいそうに、


「、何してるんですか?」


あの甘い声の持ち主とは思えないほど、冷たい声を出す隆二


あかん。俺まで震えそうやわ


「な、何よ!!時間が無いから急いでいただけでしょ!!」


「急いでいるからって髪を掴みあげるんですか?手首を痛めつけるんですか?」


いつの間にかAの元に移動していた直己さん


ん、?手首?


落ち着いてきた岩ちゃんを離して、Aの元に寄れば、青く腫れた左手首


「っなんやコレ!!」


「そ、それはソイツが勝手に転んで、」


Aを見れば、涙を流しながら震えるだけ、


「なぁ、A」


『健ちゃ、っ』


「本当の事、教えて?」


『っ、』


俯いたまま、何も言わないAに、


涙を掬って、安心させるように笑ってみせた


「大丈夫や、俺らがついてる。ちゃんと、Aの事守ったる」


そう言うと、もっと涙を流し始めて、しくった、と思ったけど、


『っ、突き飛ばされて、転んだのっ、。
そしたらっ、髪、掴まれてっ』


小さく吃逆をあげながらも、頑張って伝えるA


思わず俺が泣きそうになってんねんけど、


「そっか、ありがとな!
とりあえず左手はテーピングしよか」


直己さんと一緒に立ち上がらせ、近くの椅子に座らせた

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美紀 - 三代目臣君と岩ちゃんと今市君寄りのオールです最高です (2019年6月18日 20時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
yu0416ww(プロフ) - このまま進めてほしいです。更新楽しみにしてます (2019年5月23日 20時) (レス) id: 513c21af91 (このIDを非表示/違反報告)
トラ(プロフ) - このまま進めてほしいです。こんな設定のお話は初めてなので。 (2019年5月23日 19時) (レス) id: 432e378b02 (このIDを非表示/違反報告)
omi - スタイリスト兼マネージャーの臣くんなら今までにない小説になると思います。 (2019年5月22日 10時) (レス) id: 97799fbfbb (このIDを非表示/違反報告)
omi - 三代目の立ち位置が臣くん場所のだけでそのままでいいと思います。スタイリスト兼マネージャーの臣くん違う人だと思います。せびこのままでお願いします。 (2019年5月22日 10時) (レス) id: 97799fbfbb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:love beautiful | 作成日時:2019年5月6日 10時

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