96.♯ ページ5
みんながほぼ食べ終わった時、涼介はようやく半分食べたって感じで。
少し冷めたロールキャベツに箸を伸ばしていた。
涼「みんなそれぞれの事してていいよ。
テーブルは後俺が片付けておくから」
大「あー…じゃあ俺テレビ見てこよーっと」
光「大ちゃん自分の食器は自分で下げて！」
高・圭「ごちそうさまでした」
裕「山〜ロールキャベツ最高だったよ！」
明らかペースの遅い涼介に、
みんな気を遣わせないように明るく接する。
僕も食べ終わったけど、もう少しだけ涼介の隣にいようかな。
薮「涼介？無理して食べなくていいからな」
宏太もそれだけ言って席を立った。
涼介の箸は止まる事は無いけど、そのペースはゆっくりで一掴みする量も少ない。
伊「山田、それ俺食べてもいい？」
知「え、伊野ちゃん？」
伊「俺まだお腹空いてんのよ。
山田がソレくれないと俺夜眠れなくなっちゃうー」
涼「…しょうがないな。あげるよ」
伊「わーい。サンキュー山田」
いつものテンションで喋る伊野ちゃん。
涼介が差し出した残りのロールキャベツとご飯をパクパクと口に運びあっという間に完食した。
涼「…ありがと」
伊「んー？俺の方が感謝だよ。
皿洗いは俺と知念でやっとくから、休んでな？」
涼「そうさせてもらう」
席を立った涼介は大ちゃん達のいるソファへ向かった。
知「ねえ伊野ちゃん」
伊「ん？」
知「涼介ってあんなに小食だっけ？
1番大食いだったような気がするんだけど」
伊「あーね。1番食べるってゆーか、ゆっくりと一定のペースなら結構食べるんだよ。
反対に、時間に追われたり焦っちゃったりすると、食べれなくなるんだよね」
知「そうなんだ…」
伊「ハイカロパん時とか冗談じゃなくてマジで手震えてたからねあの子(笑)」
知「涼介のこと、よく見てるんだね伊野ちゃんは」
伊「たまたま気づいただけだよ」
テキトーに見えて実は真面目な伊野ちゃん。
かなり前から涼介の事を気にかけていたみたいで、
なんだか負けた気がして悔しい。
伊「あ。でも、知念とご飯食べに行く時はいっぱい食べられるって言ってたよ」
知「え？」
伊「楽しいからじゃない？
これからも財布として利用してやんなよ(笑)」
戯けたように笑う伊野ちゃん。
僕も嬉しさから笑う。
滅多に僕からご飯には誘わないけど。
今度、ご飯誘ってみようかな。
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やまたかLOVE - 次回作も楽しみにしています(*ﾟ▽ﾟ*) (2019年12月27日 15時) (
レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
やまたかLOVE - 完結おめでとうございます！とても素晴らしいお話でした！本当に面白かったです！ (2019年12月27日 15時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
やまたかLOVE - メリークリスマスです！素敵な日をお過ごし下さい(*^▽^*) (2019年12月25日 16時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
やまたかLOVE - 頑張ってください(*^▽^*)応援してます！ (2019年12月24日 21時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - やまたかLOVEさん» 1いに引き続きコメントありがとうございます（ ; ; ）完結出来る様に頑張ります！(*^_^*) (2019年12月22日 8時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイノア・リカ
| 作成日時：2019年12月17日 3時
