126.高木(続き) ページ35
高「……え、山田？？」
鍵を開けて外に出ると、山田の顔がハッキリと見えた。
涼「あ、雄也だ」
高「お前なんでここにいんだよ。
てかお前が居なくてこっちはプチ騒動だぞ？」
涼「マジで？何かいつの間にか鍵閉められちゃってさ。
ここから木を伝って降りようと思って、恐怖に打ち勝つために脳内シミュレーションしてた」
いやいやいやいや！
高所恐怖症のお前が何してんの！？
危なかったわ…見つけられて良かった。
高「何で外に？」
涼「頭冷やそうと思って」
高「体も冷えんじゃん。夏っつっても最近は夜涼しいんだから」
コイツ、俺よりアホなんじゃね？
高「大丈夫か？」
涼「え、何が？」
高「圭人から聞いた。昼間の…」
涼「あーアレね。大丈夫だよ。
ちょっと動揺したけどさ、アンチなんて沢山いる訳だし。
もっと仕事頑張って、大きくなって、後悔させてやるよ」
高「お前、強いな」
涼「みんながいるからね」
ニコッと笑った山田に安心する俺。
ほらな？
そんなに心配する必要無ぇんだって。
山田は、分かっているから。
俺らが山田の事大好きってこと。
それに山田はそんなに弱く無い。
こんなにも強い意志を持っている。
高「戻ろうぜ。みんな心配してっから」
涼「うん。…雄也」
高「んあ？」
涼「俺を見つけてくれてありがとう。
本当はちょっと焦ってて、神頼みみたいに『俺ココにいるんで誰か気付いて』って祈ってたんだけどさ。
雄也が見つけてくれて助かったわ」
高「…俺、お前と約束したからな。
絶対お前のこと見つけるって」
涼「えー？なにそれ、そんな約束したっけ？」
したんだよ。
俺が真っ先にお前に手を差し伸べるってな。
お前には暗闇よりの光の方が似合ってるから、
何度でも背中を押すって。
高「ほら、体冷えてる。早く中入んな」
涼「はいはい。どうもありがとうございました高木さん」
前を歩く山田の背中に手を添えて、軽く押した。
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やまたかLOVE - 次回作も楽しみにしています(*ﾟ▽ﾟ*) (2019年12月27日 15時) (
レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
やまたかLOVE - 完結おめでとうございます！とても素晴らしいお話でした！本当に面白かったです！ (2019年12月27日 15時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
やまたかLOVE - メリークリスマスです！素敵な日をお過ごし下さい(*^▽^*) (2019年12月25日 16時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
やまたかLOVE - 頑張ってください(*^▽^*)応援してます！ (2019年12月24日 21時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - やまたかLOVEさん» 1いに引き続きコメントありがとうございます（ ; ; ）完結出来る様に頑張ります！(*^_^*) (2019年12月22日 8時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイノア・リカ
| 作成日時：2019年12月17日 3時
