123.光。 ページ32
光side
涼「光くん、俺も手伝うよ」
夜、俺が一人でキッチンに立っていると山田がやって来た。
4歳児の時も度々手伝ってもらっていたが、もしかしてコイツが料理出来るのって俺のおかげ？
なんて思っちゃたりもする。
涼「光くん」
光「ん？んぇ？あ、何？」
あぶねー、考え事で思わずニヤケちまった。
止まっていた手も動きを再開させる。
涼「俺……いい子になれたかな？」
光「………え？」
思わず山田を見るが、山田は手元に集中している。
涼「…なんてな。俺はまだまだ経験が浅いし、色んな事に疎いだろうから。まだまだ成長途中だよね」
光「お前…覚えてんの？」
涼「少しだけ。覚えてるってゆーか…何か急に思い出した……てゆーよりいきなり記憶が入って来た感じ」
上手く説明出来ねーや、と笑う山田。
初めて涼介と会った夜の日。
涼介が俺に「いい子ってどうやったらなれるの？」という問いかけをしてきた。
俺は、それにどんな答えを出したんだっけ。
光「お前は十分“いい子”だよ」
涼「ははっ、そうかなぁ？」
光「たまに生意気だけどな」
涼「それは自覚してるよ」
光「お前が“そういう奴”だからJUMPはここまでデカくなれたんだよ」
涼「…ありがとう」
俺を見ずにお礼を言った山田の耳は少しだけ赤かった。
山田…お前はいい子だよ。
そんなお前だから俺たちはお前を中心に、JUMPとして活動してきたんだ。
お礼を言うのは俺の方だよ。
いろんな苦労もあったのに、ここまでブレずにきてくれてありがとう。
JUMPの絶対エースはお前にしかなし得ないよ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 667人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
やまたかLOVE - 次回作も楽しみにしています(*ﾟ▽ﾟ*) (2019年12月27日 15時) (
レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
やまたかLOVE - 完結おめでとうございます！とても素晴らしいお話でした！本当に面白かったです！ (2019年12月27日 15時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
やまたかLOVE - メリークリスマスです！素敵な日をお過ごし下さい(*^▽^*) (2019年12月25日 16時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
やまたかLOVE - 頑張ってください(*^▽^*)応援してます！ (2019年12月24日 21時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - やまたかLOVEさん» 1いに引き続きコメントありがとうございます（ ; ; ）完結出来る様に頑張ります！(*^_^*) (2019年12月22日 8時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アイノア・リカ
| 作成日時：2019年12月17日 3時
