70.♯ ページ21
裕「山？でも俺たち用事があって付いていけないんだよ。
山がお弁当届けてくれないとみんなお腹空いちゃう」
涼「でもっ、でもっ…こわいんだもんっ」
裕「怖くないよ？
みんな俺たちのお友達だから怖くないよ」
涼「いのちゃっと、ゆーてぃと、ゆうやんもっいっしょにいくの…っ」
完全に心折れてる山田。
まだ建物にすら入ってないし、
入り口の警備員とも接触してないのに大泣き。
宥めるのに30分かかった。
伊「山田なら出来るって信じてるよ」
涼「っんぅ……」
伊「いのちゃんはね、山田の頑張ってる姿見たいな」
涼「…がん、ばりたいけど…ひとりこわいもん」
伊「山田は1人じゃないよ。
俺たちは心で繋がってるからね」
なんて、道徳的なキザな言葉を使ったりして徐々にやる気を取り戻させていく。
伊「くまさん連れて行く？
くまさんと一緒なら1人じゃないでしょ？」
車に置いていたくまのぬいぐるにを渡すとギュッと抱きしめる山田。
涼「……いく」
裕「本当っ！？偉いね山！
くまさんと頑張って！」
伊「凄いよ山田！
じゃあ行ってきますのぎゅーっしよ！」
涼「いのちゃん、ゆーてぃ…ぎゅーっ」
2度目の挑戦に、今度は山田の姿が見えなくなるまで声をかけ続けた。
高木から、入り口を通過した連絡を受けてから行動を再開する。
俺たちが中に入る間に、何と山田は受付を通過したらしく。
エレベーターを使って5階まで登っているとの事。
裕「やっぱり、一度やるって決めたらちゃんとやり遂げちゃう山凄いねっ」
伊「俺感動して泣きそう」
裕「俺らも5階に急ごう！」
裕翔と5階に向かい、高木と合流する。
高「ちょうどいい所に来たっ！
山田、ここまでは順調だったけど、ちょっと迷ってるみたい」
廊下にいくつもある扉。
その扉に演者の名前が貼ってるんだけど。
あまりにも数が多すぎて迷っているみたい。
くまを抱きしめながらキョロキョロとする山田の姿。
うん、完全に迷子だね。
伊「ここで、誰かに訊ねたりしてくれたらいいんだけど…」
「おー？何でこんなとこに子供がおんねん」
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アイノア・リカ(プロフ) - masqueradeさん» ありがとうございます（ ; ; ）もう間も無く2は完結になります。3の方もよろしくおねがいします！ (2019年12月17日 1時) (
レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - JUMPLOVEさん» ありがとうございます（ ; ; ）知念くんの実は山田くんが大好きな描写は絶対入れようと考えていました、気付いて頂けて嬉しいです！ (2019年12月17日 1時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
masquerade - 更新頑張ってください！応援してます(*ﾟ▽ﾟ*) (2019年12月12日 22時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - 幼児化した山田さん可愛いの想像つきすぎるし、大人の山田さんに甘えたい知念くんの思いが切ない…更新楽しみにしてるので頑張ってください！ (2019年12月10日 21時) (レス) id: f4e667ae46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイノア・リカ
| 作成日時：2019年12月6日 2時
