62.♯ ページ13
涼「ぅっ…ぅぇええ〜んッ！こわいーっ…！」
伊「大丈夫だよ〜、って言いたいけどゴメン、
俺もビックリしすぎて腰抜けた…」
知「も〜伊野ちゃんのビビリ！！
涼介！ビックリしたね〜、大丈夫だよっ」
薮「光ー、懐中電灯ってあったっけ？」
光「そこの戸棚にあったはず！」
停電はしたけど、まだ夕方くらいの時間だから家の中はうっすらと明るい。
その明かりを頼りに歩こうとすると、
圭人が自分のケータイのライトを照らしてくれた。
圭「これで見える？」
光「サンキュー圭人」
懐中電灯を手にした俺は
すぐにライトをつけて涼介がいる辺りを照らす。
涼「…ゴロゴロっ…やぁ！」
薮「雷ってね、光の後に音が来るんだけど。
光と音の間の時間が長ければ長いほどココから距離も遠いから、」
高「薮くん、子供に難しい事言っても通じないでしょ」
薮「気を紛らわそうと思って、」
高「伊野尾くん並に適当じゃない？」
涼「うわぁぁぁあん！」
伊「あーなむなむなむなむあーあーあーあー」
大「痛ってぇ！レゴ踏んだぁ！！ぐあぁあ足がァ！！」
いやー何このカオスな光景。
大ちゃんは1人で騒いでるし、
伊野ちゃんはビビったのか耳を塞いで現実逃避してるし。
薮はまず論外。
高木と知念はまともだけど、涼介は泣きっぱなし。
まったく、そろそろ子供の扱いにも慣れろよな。
圭「山ちゃん見て。綺麗でしょ？」
俺が行かなきゃな。
なんて思っていたのに、圭人が先に涼介の元へ向かった。
手に乗っていたキャンドルに火を着けて。
涼「…ふぇっ…けーとぉ」
圭「良い匂いもしてこない？」
涼「グスッ……するぅ」
圭「これね。アロマキャンドル。可愛いでしょ？」
涼「……ん。りょう、これすき」
圭「今度一緒に作ろうね」
圭人のゆったりとしたペースに涼介は段々と落ち着きを取り戻していった。
雷は未だ鳴っている。
涼「…んぅ…ゴロゴロ、こわい…」
圭「おいで。良い場所に案内してあげる」
涼介と圭人は手を繋ぎながら歩き出す。
俺はそのあとを追った。
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アイノア・リカ(プロフ) - masqueradeさん» ありがとうございます（ ; ; ）もう間も無く2は完結になります。3の方もよろしくおねがいします！ (2019年12月17日 1時) (
レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - JUMPLOVEさん» ありがとうございます（ ; ; ）知念くんの実は山田くんが大好きな描写は絶対入れようと考えていました、気付いて頂けて嬉しいです！ (2019年12月17日 1時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
masquerade - 更新頑張ってください！応援してます(*ﾟ▽ﾟ*) (2019年12月12日 22時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - 幼児化した山田さん可愛いの想像つきすぎるし、大人の山田さんに甘えたい知念くんの思いが切ない…更新楽しみにしてるので頑張ってください！ (2019年12月10日 21時) (レス) id: f4e667ae46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイノア・リカ
| 作成日時：2019年12月6日 2時
