76.♯ ページ27
大「…ですって八乙女さん。
はいどーぞ、こちら涼介になります」
光「そんな睨みながら言うなよ(笑)」
涼介を光に預けソファに腰掛ける。
そして、さっき起きた出来事を話すことに。
伊「………それってさぁ、誘拐じゃない？」
大「えっ、誘拐？」
伊「だってそれしか考えられねーじゃん。
じゃあ何のために山田の腕引っ張ったの？
何で大ちゃんが注意したら何も言わずに去ったの？
理由は定かでないにしろ、やってることは犯罪。
誘拐と一緒だよ」
大「でも俺、誘拐って1人の時狙ったりするもんだと」
伊「海外では、それこそ親と手繋いでる子供をいきなり抱き上げて連れ去ろうとしたりする人がいるみたいだよ」
大「そうなんだ…」
あれは、誘拐だったのか…。
あの時、俺が涼介の手を離していたらと思うとゾッとする。
圭「でも大ちゃん、突然の事だったのに間に入るなんて凄いよ！」
裕「本当に男の目的が誘拐だったら、大ちゃんヒーローだよね！」
高「結果的に山田と一緒に帰って来れたんだから、そんな難しい顔すんなよ」
みんなが俺を励ますようにわざと明るい声で言ってくれる。
でも…。
光の腕の中にいる涼介はまだ泣いている。
大「涼介が外怖くなっちゃったらどうしよう…」
せっかく、自分から外に出始めたのに。
自分から話しかけられるようになったのに。
薮ちゃんたちの傘を届けにスタジオへ行ったり、
伊野尾ちゃんのはじめてのおつかい企画だったり、
光と一緒に料理を作ったり。
段階を踏んで徐々に色んな経験をさせて、
慣れさせてきたのに。
俺の所為でおじゃんになってしまったかもしれない。
薮「だーいじょうぶだって、大ちゃん！
今回の事は誰も予測出来なかったんだし。
時間はたっぷりあるんだからさっ、
またみんなで楽しみながら涼介を支えて行こう？」
大「薮ちゃん…」
薮「涼介も。大ちゃんも、
怪我無くて良かったよ」
薮ちゃんはいつものへにゃっとした笑顔を俺に向けた。
知「大貴だってビックリしたし怖かったでしょ？
大貴だって僕らを頼っていいんだからね！」
光「そうそう。JUMPは助け合って、支え合っていかなきゃ」
みんなの優しい言葉に、胸が熱くなった。
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アイノア・リカ(プロフ) - masqueradeさん» ありがとうございます（ ; ; ）もう間も無く2は完結になります。3の方もよろしくおねがいします！ (2019年12月17日 1時) (
レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - JUMPLOVEさん» ありがとうございます（ ; ; ）知念くんの実は山田くんが大好きな描写は絶対入れようと考えていました、気付いて頂けて嬉しいです！ (2019年12月17日 1時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
masquerade - 更新頑張ってください！応援してます(*ﾟ▽ﾟ*) (2019年12月12日 22時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - 幼児化した山田さん可愛いの想像つきすぎるし、大人の山田さんに甘えたい知念くんの思いが切ない…更新楽しみにしてるので頑張ってください！ (2019年12月10日 21時) (レス) id: f4e667ae46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイノア・リカ
| 作成日時：2019年12月6日 2時
