41.♯ ページ41
突然の事に光はアタフタしている。
山田の母親は早く開けろと、
早口に喋っていて少し威圧感を感じる。
ただ山田に会いにきたって訳じゃなさそうなその様子に少しイラッとした。
だから俺はモニターの前に立つ光を押し除けた。
伊「あの、お引き取り願います」
「また別の人?誰よ。あたしは涼介の母親よ」
伊「お引き取り願います。山田は家にはいません。いたとしても、あなたには会わせられません」
「だから母親って言ってるじゃない!」
伊「信用出来ません。何の用でココに来たのかは分かりませんが、俺の大事な人を、あなたに会わせる事は出来ません」
そう言い切ってモニターを切った。
そのあと何度かインターホンが鳴ったが無視。
大「すげぇな、伊野尾ちゃん」
光「久々に真面目なとこ見た気がする」
伊「こういうのは無視が1番!」
あの女、何か腹立つ!
これで一件落着。
ってなる訳にもいかず、
またインターホンが鳴った。
それと同時に玄関からガチャと、ドアノブを捻る音が聞こえた。
大「もしかして…マンションの中入ってきた?」
光「えっ…どうやって!?」
伊「玄関の鍵かけてるし大丈夫だよ、落ち着こう」
とはいえ、気になるもので。
玄関側のモニターをつけると、
山田に似た綺麗な女の人が立っているのが確認出来た。
裕「何の騒ぎ?」
大「裕翔…!今、山田の母親らし人が来てて」
裕「へ?山の?無視だよ無視!
絶対マンションにいれちゃダメ!」
大「それが、玄関の前まで来てる」
裕「えぇぇ!?…執着心すごくない?」
急に冷静になる裕翔。
まあ言ってる事は最もだが。
「涼介ーいるんでしょー。あーけーてー」
ガチャガチャ
近所迷惑なくらい大声を出す女。
俺らの厄介なファンレベルだ。
薮「うっせぇな…涼介が起きる…」
伊「薮ぅ!大変なんだってば!」
山田と一緒に寝ていた薮が起きて、事情を説明する。
薮「…まじか。ちょっと俺直接話してくるわ」
裕「え、危なくない?」
薮「大丈夫。ここは最年長に任しとけって」
裕「じゃあ俺も行くよ。高身長だから!」
薮「関係あるのそれ(笑)」
裕「威圧感を与える!」
このまま外で騒がれても迷惑ってことで、薮と裕翔が外に出てくれることに。
大丈夫かな?
と思っている間に2人は玄関へ向かった。
俺と光はその様子をモニターで確認する事に。
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バレー☆JUMP - すごく面白いです!続き楽しみに待ってます。 (2019年12月1日 18時) (レス) id: be5a18060c (このIDを非表示/違反報告)
やまたかLOVE - とても面白いです!更新頑張ってください! (2019年11月30日 19時) (レス) id: 804987f918 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アイノア・リカ | 作成日時:2019年11月29日 8時