Dear.絶対エース【1】 (ページ25)

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25.♯ ページ25

涼「いのちゃ…」

知「また出てくるからね。
涼介、ちょっと顔拭こうか」

涙は止まったものの、顔はビッチャビチャ。

拭こうとしたら、僕の胸元に顔を埋められてしまった。

薮「ははっ、知念ドンマイ」

知「…いいもん涼介だから。これがもし宏太だったら怒ってたよ」

薮「え、」

裕「やまー！また伊野ちゃん映ったよ！」

涼「んっ、いのちゃっ、みるぅ」

裕「俺は伊野ちゃんを見る山を見る～そして激写！」

涼「カメラ、やーっなの、」

裕「ごめんって。
じゃあこれ伊野ちゃんに送ろう？
伊野ちゃん喜ぶよ。
あと動画も送っとこう！仕事終わりの癒し！」

ゆーてぃがケータイをセット。

動画撮るの？…え、必然的に僕も映るじゃん。

伊野ちゃんに何か伝えたいこと言って！
と、ゆーてぃが言うと涼介は目をうるうるさせながら口を開いた。

涼「いのちゃっ…だいすちだからはやくかえってきてねっ。
スーパースターのいのちゃんだいすきっ、がんばってね！でも、さみしいよぉ…」

知薮裕「「「(かわいい…！！！)」」」

裕「何その葛藤！
思ったことそのまんま言っちゃう素直さ！天使！！！」

薮「“だいすち”って！
噛み噛みな涼介もかわいい～」

ゆーてぃが撮った動画をすぐに送る。

もちろん返信はこないけど、涼介の機嫌も治ってきたし良かった。