Dear.絶対エース【1】 (ページ21)

今日:2 hit、昨日:71 hit、合計:486,210 hit

21.♯ ページ21

圭「じゃあ明日伊野尾ちゃん帰ってきたらどっか遊びに行こうよ！」

裕「いいねそれ！でもどこ行く！？」

知「無難に公園とか？」

薮「んーいいかもしれないけど大人8人と子供1人って側から見たら中々怪しくない？」

高「しかも芸能人だし。バレたらめんどいよ」

有「確かにねー。でも俺も公園行きたい！
車で30分くらいのところにさ、デッカイの出来たの知ってる？遊具めっちゃあるよ！」

伊「さすが5歳児。情報のキャッチ早いね」

有「違いますー！俺ん家から近所なだけ！！」

光「まあ公園なら俺らのファンはいないんじゃないかな？
週刊誌に載りそうになったら俺の甥っ子とかって誤魔化せばいける気がする」

薮「え、いいの？」

光「あれこれ憶測立てられるよりマシだよ。
家族には万が一の時辻褄合わせてもらえるように言っとくわ」

知「じゃあ決定だね！！
涼介！明日は公園で遊ぼうね～！」

大「光！お弁当作って！」

大ちゃん、子供よりはしゃいでんじゃん。

涼介を見ると、ポカーンと口を開けてこっちを見ていた。

薮「涼介？明日はみんなで公園で遊ぼうね」

涼「…うん」

光「元気ないね、どうした？眠い？」

涼「…ちょっと」

光「おいで。一緒に寝よっか」

眠そうに目を擦る涼介を抱き上げる。

伊「あーいいなー！俺も山田と寝たい！」

光「お前らはリビングで雑魚寝！
俺と涼介は部屋で寝るから」

有「ひかだけベッドとかズルい！！」

光「俺ん家なんだから当たり前だろ！
布団出してやるだけありがたく思え！」

ブーブー言ってるみんなを無視して涼介を俺の部屋のベッドに寝かせる。

シングルだけど、涼介は小さいから2人入ってもまだ余裕がある。

涼「んふふ、ここふかふかだね」

光「涼介ん家はベッドないの？」

涼「あるけどね、りょうのはないよ。
ちいさいときからつかってるもうふでね、ねるのがすきなんだぁ。
あついひはゆかがつめたくて、きもちーの。さむいひはちょっとさむいけど」

光「そうなんだ。これから毎日ふかふかの布団で寝れるからね」

つまり、涼介はベッドはおろか、敷布団すら無いところで寝ていると。

一体何歳から育児放棄されてんだ？

児相から何の指摘も受けなかったのか？