Dear.絶対エース【1】 (ページ13)

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13.♯ ページ13

涼介は僕たち一人一人の顔をジッと見つめた後、
少しだけ口角を上げて笑った。

薮「じゃ、決まりだな！」

涼「こーた、だっこして」

薮「…かわいいなぁ涼介」

宏太はいつものあのへにゃっとした笑顔で涼介を抱き上げた。

その宏太の首に両腕をひっかけてギュッと距離を縮めて抱きつく涼介。
うん、可愛い。

知「宏太！僕も抱っこしたい！」

大「俺も俺も！」

薮「えー離したくない」

知・大「ケチ！！」

伊「じゃあ俺が抱っこするぅ」

薮「それも嫌だ」

伊「ケチ！」

宏太vs僕、大貴、伊野尾ちゃん

涼介を意地でも離そうとしない宏太。
ズルイ！宏太だけ！

「……りょう、光くんがいい」

知大伊薮「えっ！？」

まさかのご指名に、宏太は放心状態に。

しかしそれは一瞬で、涼介が降りようと体を捩らせるとすぐに床に下ろした。

トテトテという効果音が似合いそうな足取りで
ひかの前にきた涼介は「光くんだっこして。光くんすき」と両手を前に差し出した。

そんな涼介に心打たれたのかひかは
たちまち笑顔になりすぐに涼介を持ち上げた。

薮「あああ涼介がぁ！何でおバカな光の方に！？」

光「おい薮。バカは関係ないだろ！」

大「ねーズルイ！何でひかが好かれてんの！
ていうか山田可愛い！」

裕「今日カメラ持ってくれば良かった…」

圭「光くん家行く前に取りに行けばいいよ。
俺も付いてくから」

いいなぁひか。
涼介抱っこ出来て。

まあ一番最初に涼介と会話出来たのひかだしね。