冷や汗の関係 ページ7
沖田side
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「あー、面白かったナー、Aにハグやら壁ドンやらキメるサド王子。傑作アル」
うぜえ。今すぐ首根っこ掴んでぶっ飛ばしてやりたい気分になったが、傍から見れば正しいのはチャイナ娘で。ぎりぎりと奥歯を噛み締めながら怒りを抑える。
「あんまり私たち万事屋に変な態度とってるとぉ、写真ばらまくかもしれないヨぉ？もっと敬った方がぁ、いいんじゃないのカぁ？」
口に手を当て、おほほほと気取るチャイナ。弱みを握ったと思っているようだ。なんとか拳を握りしめて怒りを堪える。死ぬほど腹が立つ。
「てめぇ、覚えてろよ…」
チャイナは得意げに胸を張った後、「これからはせいぜい私達に尽くすがヨロシ」と残して去っていった。お前にだけは尽くしたくない。
俺とAさんの
当たり前といえば当たり前だ。女とは縁がないと思われていた真選組一番隊隊長がいきなり結婚、白昼堂々デートに勤しんでいたのだから。
それが目的だったのだけれど。自分達で決めてやったことなんだけれど。
…何だか微妙にイラつく。
次旦那に会うのは三ヶ月くらい待った方がいいかもしれない。いやそうしよう、と肝に銘じた。
そういえば土方から逃げていたんだ。
辺りに真選組の制服は見当たらない。サボり再開だ。
「おやおや誰かと思えば沖田総悟くんじゃないかぁ、奥さんと路上でイチャラブしてる沖田総悟くんじゃないかぁ」
頭の中で鳴るサイレン。
さっき関わらないと決めた人物が目の前にいた。
「邪魔でさァ旦那、公務執行妨害で逮捕しやすぜ」
「照れんなよォ」
これまたはらわたの煮えくり返るようなニヤニヤ笑いで俺の肩に手を置く万事屋の旦那。なんでこうタイミングが悪いのだろうか。
「はああ、ついつい写真撮っちゃったんだよね現場。みる？みちゃう？」
「見やせんよ」
殺してえ、と呟きが漏れる。
物騒だな、と旦那が返す。
「でさあ、一つ質問あるんだけど、いい？」
どうせおかしな質問でしょ、絶対嫌ですぜと言おうとしてやめた。旦那は思いの外真面目な顔をしていた。
「あのさ、君たち沖田夫妻は、どんな生活してんの」
「…いや、どんなって。別に、普通に」
身構えたものの、旦那の口から出たのは予想外の質問だった。どんな生活って、なんだ。
「あっそ。俺Aちゃんとも知り合いなんだけど、なんか君たちあっさりしてるよね。こんな熱いことしてる割には」
「…へえ、そう見えやすかィ」
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みるくれーぷあいす(プロフ) - 麗桜さん» ありがとうございます。 (2019年10月25日 23時) (
レス) id: 147ef4680d (このIDを非表示/違反報告)
麗桜 - と〜っても面白いです！更新頑張ってください！ (2019年10月25日 19時) (レス) id: a174017b38 (このIDを非表示/違反報告)
みるくれーぷあいす(プロフ) - 麗桜さん» ありがとうございます！嬉しい限りです。マイペースな更新ですが、これからもよろしくお願いします！ (2019年10月19日 18時) (レス) id: 147ef4680d (このIDを非表示/違反報告)
麗桜 - とっても面白いです！無理矢理原作に沿っていなくて，とても読みやすいです！更新頑張ってください！ (2019年10月19日 16時) (レス) id: a174017b38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくれーぷあいす | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ykoma1218/
作成日時：2019年8月25日 22時
