unlimited game‐the third ペルソナ使いの僕らは- (ページ9)

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6 収録見学ページ9

モルガナ｢A! おい! 大丈夫か!?｣
蓮｢A! Aっ! しっかりしろ!｣

A｢………………………!!!!! お、お兄ちゃん…｣

杏｢よ,よかった…ほんとに大丈夫なの?｣
竜司｢ってか,いきなり顔真っ青になってどうしたんだよ…?｣
蓮｢というかA,話せるか?｣

A｢だ,大丈夫。ちょっとパニックになって…いきなりあの人,握手を求めて来たし…少し怖い…｣

竜司｢あー,まぁ初対面でもいきなり握手を求める人ってそうそういねーよな｣
杏｢そういえば,Aって初対面の人とかもダメなの? その…怖いとかあったりするの?｣

蓮｢数年前からずっとこうなんだ。あの事件が起こった後からずっと。今もこういった形で傷跡は残っているんだ…｣
モルガナ｢A大丈夫だせ。ワガハイ達がAを守ってやるからな!｣

A｢ありがとね。モルガナ,みんな。もう,平気だから。収録見学行こうよ｣

午後某スタジオ

女性｢それでは午後からは収録見学です。くれぐれも騒ぎすぎないようにお願いします｣

竜司｢あー,早く終わんねぇかなー｣
A｢気持ちはわかるけど今は真面目にね｡竜司｣

すると突然,川上先生がAのところまでやって来る

川上先生｢Aさん,大丈夫? さっきは少し体調悪そうだったみたいだけど…?｣
A｢大丈夫です。もう,良くなりましたから｣
川上先生｢そう。それなら良いけれど,また体調悪くなったら報告してね。心配だから｣

川上先生がまた後ろの方に戻ったとき,女子の黄色い歓声が響く
どうやらさっきの探偵がスタジオに来たようだ

MC｢明智君,ごめんね。忙しいところ。しかし凄いね,人気｣
明智｢僕も驚いてます。ちょっと恥ずかしいですけど…｣

とんでもない営業スマイル……←
今,Aはそう思った

MC｢なんでも,探偵として今気になっている事件があるとか｣
明智｢そうですね。斑目画伯のスキャンダルでしょうか｣

やっぱり,あの人も怪盗団を追っているのかも…
私達怪盗団が正義のヒーローだとしてもまだ世間からすれば…デマだと思う人もいるのかも…

MC｢へぇ,真っ向から否定じゃないんだ?｣
明智｢これでも,サンタクロースが実在したらいいのにって未だに時々考えますから｣

現実にそんなファンタスティックな人が実在してたらあり得ないでしょ…←

明智｢でも,もし仮に本当にそんな怪盗がいるんだとしたら…
僕は,法で裁かれるべきだと思います｣

蓮･A｢…………｣