unlimited game‐the third ペルソナ使いの僕らは- (ページ16)

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13 情報収集ページ16

放課後＿＿

蓮｢杏,頼んだ。いざって時はフォローする｣
杏｢了解。いってくる｣

モルガナ｢どうだ?｣
A｢良い感じそうだけど……なんかグダグダね……｣

蓮｢フォローできるようにもう少し近づこう。A,録音頼む｣
A｢ん?もうやってるよ｣

2人は杏の近くでそっと見守る

杏｢知ってんでしょ? 噂になってるんだからね｣
飯田｢噂…!?もしかして西山が!?｣

A｢お兄ちゃん,今の聞いた?｣
蓮｢あぁ。西山って奴も何か知ってるようだな｣

モルガナ｢ここはアン殿に任せてニシヤマって奴に話を聞きに行こうぜ｣
A｢それなら私はここでもう少し杏のフォローするからお兄ちゃん達で行ってみて｣
蓮｢分かった｣

蓮はそう言って教室を出ていった

飯田｢…それに｢おいしいバイト｣なんて僕は知らないぞ? バイトなら他をあたれば…｣
杏｢ふ,フランソワ!!｣

飯田/A｢は?/は…?｣

え……? フランソワ……?
え,なに? それってまさか,モルガナがモデルのネコ…?

これはフォローしないと…

A｢え,えっと,この前高巻さんの大切に飼ってた猫が運悪く車に跳ねられちゃって…｣
杏｢それと,フチの病!｣

えっ!? ちょっと杏,アドリブが過ぎるって!!←
いくら何でもバレるからっ!
あとフォローしづらいから!←

A｢そ,それで,その治療費の為にお金がいるの!｣
杏｢だからお願い! フランソワが居なくなってほしくないの!｣

その時私のケータイが鳴った

A｢どうだった?｣蓮｢裏が取れた。とりあえずそっちに向かう｣

A｢分かった。こっちはスピーカーにしておくから｣

そう言って私は通話からスピーカーモードに切り替える
それから飯田にケータイを見せた

蓮｢飯田,話がある。｢おいしいバイト｣の裏が取れた。……運び屋だな｣

飯田｢は?何でそれを!? ……くそっ!!
……ここじゃ話せない。もっと人がいないところで頼む｣

蓮｢分かった｣

渋谷セントラル街ファミレス

竜司｢んで,どうだった?｣
杏｢私の演技完璧だったでしょ?｣
A｢完璧どころか,私がフォローしてなかったら絶対バレてたんだから!｣
祐介｢……そ,そうだったのか…｣

竜司｢で?｣蓮｢やっぱり,ヤバイものだった｣

杏｢手口は?｣
A｢多分,人通りや学生が多い昼間から白昼堂々……ってところかな｣
祐介｢…だろうな。夜は警官が目を光らせているからな｣
竜司｢でも理由は…?｣

蓮･A｢高校生を狙うから｣