ヘタレな俺の恋愛日記《雪村豹牙》【完】

７頁(雪村side) ページ8

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豹牙)「お、お会いできて、光栄です」



風丸)「俺も、うれしいよ。吹雪が会うたびに、君のことを話してくれてね、すごく興味があったんだ」




そういって、手を差し伸べてくる。



それにしても、なんだか、含みのある言い方だ。



しかも、俺は、少し、疑問に思うことがあるんだ。



豹牙)「あの…、どうして、風丸さんが…？」



風丸さんが、わざわざ、訪問してくれた上に、なぜ、俺だけと対面させたのかということだ。



風丸)「君の特訓さ」



豹牙)「俺の特訓？」



ますます、意味がわからない。



風丸さんは、DF。



俺は、FW。



ポジションが違うのにどうして特訓なんか？



豹牙)「……えっと」



それを、オブラートに包んで言葉を発そうとした瞬間



吹雪)「雪村のヘタレ症を改善させる特訓をしてもらうのさ…」



そう口を開いたのは、吹雪先輩。



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雪村)「…は？」




もちろん、俺は、反応が遅れた。



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おい、待て、吹雪先輩。



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風丸)「ま、そういうことだから」



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豹牙)「……」



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豹牙)「ええええええええええええぇぇ！！！！！！！！？？？？？？」




学校中に俺の悲鳴がこだました。




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どうなるんだ…？



俺…。

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