ヘタレな俺の恋愛日記《雪村豹牙》【完】

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そして時は流れ…




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俺の初恋の人が、俺の前から姿を消して、6年の月日が経ち…




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俺は大学二年生になっていた。




サークルは、もちろんサッカー部だ。





俺は、バイトをしながら一人暮らしをしていて、それなりに充実した毎日を送っている。




ちなみに、俺は、必死に高校時代勉強し、文学部の英文科に所属している。




なぜ、英文科かって？




たぶん、彼女の影響かもしれない。




突然、アメリカに家族とともに渡り、完全に、連絡を絶ってしまった彼女。




俺は、無意識に、彼女の姿を追い求めているのかもしれない。






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それは、ともかく、俺は、今、わりと充実した毎日を送っている。





これは、さっき言ったか。




まぁ、最初、大学と高校の規模の大きさに驚いた。




大学の講堂というのは、中学・高校と違い、格段に広い。




小教室といっても、ざっと100人は収まる。




この大学の一番大きな教室なんか、700人が入れるらしい。




また、授業も自分で組み立てるため、うまく組むことができれば、週休3日なんてことも可能なのだ。




まぁ、その分、授業がフルに入ったりするので、はたしてどちらがいいとかはいえないのだが…。





そのせいで、人によって、取っている科目がさまざまなので、友達ができにくいといえなできにくい。




それに、文学部といえば、文系のため女子が多い。




だから、男子を探すのも人苦労なわけで…




大学二年になった俺は、サークルの友達とよくいるのである。




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そんなことを考えていると、ガラっと、俺の背後にある扉が乱暴に開けられた。

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