31頁(雪村side) ページ32
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豹牙)「―――というわけなんです」
そういって、俺が話し終えると
吹雪)「……それはおかしな話だね」
吹雪さんも首をかしげる。
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吹雪)「今日、学校に来てないはずのAが朝にはこの資料を置きに来ていて、頑なに、Aのことを話さない教師たちか…」
豹牙)「そうなんですよ、俺がいくら聞いてもはぐらかされるばかりで…それに、メールの返信も来ないし、電話しても、電源が入ってないとかで、まったく連絡が取れない状況で…」
そういいながら、俺は、ふと手に持っている携帯に目を落とす。
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吹雪)「どうしたんだろね、僕の方にも全く反応してくれないし、連絡もないし…」
そういいながら、吹雪さんは、腕組みをする。
そして、しばらく黙り込む。
俺はというと、Aが来ない理由を必死に考える。
風邪?
風邪なら、先生は、普通に休みというはずだ。
ならば、学校に行く途中にけがをしたとか?
けれど、あの時、別にサイレンもなってなかったし、近くで事故があったようには思えなかった。
それに、学校に来れないようなけがをおったとしたら、職員室も大騒ぎになっているはずだ。
ほかに可能性は…。
そんなことを考えていると、俺も吹雪さん同様、腕を組んで、深く考えていると、吹雪さんは、ポンっと手を叩いて
吹雪)「…ほかに好きな人ができて、今、その人と駆け落ち…とか?」
と満面の笑みで俺を見る。
いつもなら、聞き返す俺だけれども
豹牙)「えっ…」
その言葉に俺は思わずフリーズ。
吹雪さんはというと、自分で言ったくせに
吹雪)「雪村〜?お〜い、雪村〜?」
なんて、言いながら、俺の顔の前に手をかざして、パタパタと上下に、手を振る。
豹牙)「……」
いや、そんなこは、きっとない…と思うけど、どうだろう?いや、でも、駆け落ちとかなら、きっと先生たちが、もっとあわててるはずなわけで…と吹雪さんに構わずただひたすらに、脳内で自問自答を繰り返していると
?)「雪村っ!!」
豹牙)「っ!!」
そんな呼びかけとともにガラっと、乱暴に扉が開けられ我に返る。
そして、入ってきた人物を見て、驚いた。
豹牙)「か、風丸さん!??」
いつもなら、部活のときに来る風丸さんが、息を切らせて、ミーティングルームに入ってきたのだから。
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うちわ(プロフ) - 返信遅れてすみません(;^_^Aえーとですね、イナゴだと神童くんに剣城くん、霧野くんに、雨宮くん、狩屋くん、南沢さんですかねー!イナゴが終わってみるアニメがなくなって悲しいです( ´△`) (2014年5月25日 21時) (レス) id: 9546e088aa (このIDを非表示/違反報告)
7代目指原莉乃 - そういえば、うちわさんが雪村君以外で好きなメンバーは誰ですか?返事待ってま~す! (2014年5月24日 20時) (レス) id: 748226c12a (このIDを非表示/違反報告)
7代目指原莉乃 - やっぱり!似ていますよね(*^_^*)雨の日にこの小説を思い出しながら歌っています (2014年5月24日 19時) (レス) id: 748226c12a (このIDを非表示/違反報告)
うちわ(プロフ) - 7代目指原莉乃さん» 検索してみましたた確かに似てますね(笑)聴いてみたけど素敵な曲です(^∇^) (2014年5月20日 22時) (レス) id: 9546e088aa (このIDを非表示/違反報告)
7代目指原莉乃 - 初音ミクの曲です。 (2014年5月20日 21時) (レス) id: 748226c12a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うちわ | 作成日時:2013年3月7日 11時