30頁(雪村side) ページ31
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雨が絶え間なく振っている音を聞きながら、教室から出て目的の場所まで、弁当片手に歩くこと五分ほど。
目的地である場所につき、俺は、扉をあけるために、ドアノブに手をかけた。
豹牙)「失礼します」
そういって、俺は、お昼ご飯を食べるべく、サッカー部のミーティングルームに入ると
吹雪)「おはよう、雪村〜」
そういって、ゆるく手を振る吹雪先輩が目に入る。
豹牙)「……もう、お昼です」
そう軽く突っ込みながら、俺は、ミーティングルームに足を踏み入れて、俺はあることに気が付く。
豹牙)「対戦相手の分析ですか?」
俺が、そう尋ねると
吹雪)「うん」
と首を縦に振る。
豹牙)「でも、すごい量ですね…」
ミーティングルームの机の上には、相手チームのデータらしきものが散乱していて、机が、書類で覆われて見えなくなっていた。
豹牙)「全部、吹雪先輩が?」
あまりの量に、俺がそう問えば
吹雪)「いや、Aが」
と俺を見て不思議そうにする。
吹雪)「雪村が頼んだんじゃないのか?」
そして、まったく身に覚えのないことを言われて、話がかみ合わない。
豹牙)「え?俺は、何もいってないですけど?」
俺がそういうと
吹雪)「え?だって、今日、朝来たら“豹牙に頼まれていた資料です”って、書置きが…」
そういいながら、一枚の紙を机の中から取り出した。
その紙には、Aの字でしっかりと“豹牙に頼まれていた資料です”って書かれていたわけで…。
俺はというとそんなもの頼んだ覚えもないわけで…。
豹牙)「いや、俺は…」
と否定しかけて、ふとあることに気が付く。
豹牙)「これ、今、朝来た時にって言いましたよね?」
吹雪)「うん、言ったよ」
豹牙)「ということは、Aが朝置きにきたってことですか?」
じゃあ、つまりは、俺が来るより先に、Aは、ここに来ていたんだ。
でも、なんで?
今、学校にいるのか?
そんなことを考えていると
吹雪)「そうだね。昨日、僕がここを最後に締めた時点じゃなかったし…」
と吹雪さんは俺の問いに不思議そうな顔をしながら、答えて
吹雪)「っというか、Aと一緒に来なかったのかい?」
と逆に問い返してきたわけで…。
豹牙)「……実は…」
と俺は、Aを待っていたときから、今までの経緯を吹雪さんに話した。
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うちわ(プロフ) - 返信遅れてすみません(;^_^Aえーとですね、イナゴだと神童くんに剣城くん、霧野くんに、雨宮くん、狩屋くん、南沢さんですかねー!イナゴが終わってみるアニメがなくなって悲しいです( ´△`) (2014年5月25日 21時) (レス) id: 9546e088aa (このIDを非表示/違反報告)
7代目指原莉乃 - そういえば、うちわさんが雪村君以外で好きなメンバーは誰ですか?返事待ってま~す! (2014年5月24日 20時) (レス) id: 748226c12a (このIDを非表示/違反報告)
7代目指原莉乃 - やっぱり!似ていますよね(*^_^*)雨の日にこの小説を思い出しながら歌っています (2014年5月24日 19時) (レス) id: 748226c12a (このIDを非表示/違反報告)
うちわ(プロフ) - 7代目指原莉乃さん» 検索してみましたた確かに似てますね(笑)聴いてみたけど素敵な曲です(^∇^) (2014年5月20日 22時) (レス) id: 9546e088aa (このIDを非表示/違反報告)
7代目指原莉乃 - 初音ミクの曲です。 (2014年5月20日 21時) (レス) id: 748226c12a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うちわ | 作成日時:2013年3月7日 11時