ヘタレな俺の恋愛日記《雪村豹牙》【完】

２３頁(雪村side) ページ24

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豹牙)「えっと…あの…」




俺が、混乱しながらも、頭をフル回転させてる。




けれども、この状況を打開する妙案が思いつかない。




ってか、A、なんでこんなとこにいるんだ？？？




そんなことを考える。





風丸)「しかし、A、こんなところで、どうしたんだ？」





すると、この状況を作った、風丸さんがAにあっさりとそう聞いた。





あ)「えっと、吹雪さんが、豹牙たちの様子見て来いって」





Aの返答に




豹牙)「……」




まったく…、何してくれてんだ？あの人！！！！！と激しく心の中で非難する。




それが、まぁ、本人に届くわけがないのだが…。




そんなことを思っていると




風丸)「A、どこから聞いてたのか？」




風丸さんのこの一言で




豹牙)「ごぼっ！？？」




思わずむせる。




風丸さん、白々しくそんな尋ねないでください。




その証拠に、Aに話しかけながら、風丸さん、俺のこと見てるから、うん。




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あ)「豹牙がずっと一緒にいてくれる人が好きなんだっていったところからかな？」




豹牙)「……」




一番、聞かれたくなかったところじゃないか！！





思わず、俺は心の中で叫ぶ。




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っということは、あれか…？




俺、このタイミングで、こ、こ、こ、告白とかした方がいいのか？




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だ、だって、これ、なかなかの状況じゃないか？




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“一緒にいてくれる人というより、ずっと、一緒にいてくれたAが大好きです”って。




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豹牙)「………」




言え！




言うんだ！！




豹牙！！！




脱ヘタレ！！！




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風丸)「……」




豹牙)「……」




まぁ、にこにこ笑う風丸さんが少し…いや、かなり邪魔なんだけれどもさ。

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