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丸「き……っ？！……キスはあ、……あかん、とおもう……。」
たつがいきなり変なことを言うから、びっくりして声が裏返ってん。
倉「んふ、キスって言っただけやのに顔真っ赤やん……その先するってなったときどうすんの？」
丸「そっ…！たつ、なにいうてんの…！」
ほんまにピュアっピュアやなぁ、とか言って僕のことをからかっているたつ。
そういうとこ変わらへんくて安心するけど、恥ずかしいのも変わらんからやめてほしいのに。……それに、錦戸くんとのことも思い出してまうし。
倉「……経験なくても丸ちゃんなら俺が教えたるし、安心してええで？」
丸「も、…もう！いい加減にしぃや！…ていうか、たつ、ほんまに怒ってへんの…？眼鏡、ほんまにごめん……き、す…以外ならなんでもするし、言って？」
よくおかんの代わりに料理とかしてるし、ご飯とかなら作ってあげられると思う。
倉「………ほんまに？なんでも？」
たつの目が光った気がした。なんでもは言い過ぎたかな…？流石に裸で校庭一瞬とかはできひんけど…。
丸「おん、僕ができる範囲で、…なら。」
倉「……じゃ、ぎゅーってしたい。」
丸「…へ？」
そんなことでええの？どんなお願いされても頑張ろって覚悟決めてたのに、拍子抜けしてしまう。
倉「あかんかった…？」
子犬みたいに目を潤ませて見つめてくるたつ。
僕は、たつのこの顔にほんっまに弱かった。かわいくて頭撫でたくなるの。まあ、子犬っていうより、大型犬やけどね笑
丸「ううん、ええよ！ぎゅーなら、章ちゃんとも裕ちんとも…あと錦戸くん…ともやってるし！はいっ！」
まあ錦戸くんのは無理矢理なんやけど。……でも、友達同士って結構するよな？章ちゃんなんか会う度抱きしめてくれて、心がぽかぽかする。裕ちんは僕が不安な時とか、安心させるために。
やから同じように出来るんなら嬉しいなと思って、ぎゅーするために両腕を伸ばすけど、何秒待っても反応がない。見ると、たつが石みたいに固まってしまっていた。
丸「……あれ、たつ……？せえへん……のっ？！」
ガシッ！！
丸「え」
強く腕を引かれて、そのままたつの腕の中に収まる。ぎゅう、と力を込められた右腕が少し痛かった。
倉「だれなん？その人達…俺しらんかったなぁー」
顔は見えへんけど、怒ってるのは分かる。声は楽しそうやけど、雰囲気が全然違うねん。
そうやって鈍い僕はまた、友達を怒らせてしまったようだった。
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？？？？ - 続きが読みたくてたまりません！！ (2020年5月29日 0時) (
レス) id: 4d30167013 (このIDを非表示/違反報告)
冷夢 - 本当に面白いです！私の好みにどストライクで最高です！！続き楽しみにしてます！ (2020年5月20日 11時) (レス) id: 5aac0cfdda (このIDを非表示/違反報告)
春洛(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (2019年10月4日 2時) (レス) id: 1be4733ea1 (このIDを非表示/違反報告)
あ お い(プロフ) - 続きが読みたいです！更新楽しみにしてます！！ (2019年7月25日 8時) (レス) id: f98554784b (このIDを非表示/違反報告)
イチゴちゃん∞ - ももやまさんの小説とても好きです！続きが読みたいです！更新待ってます！！ (2019年4月3日 2時) (レス) id: 7274972671 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももやま | 作成日時：2018年9月23日 19時
