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錦「…ん、もう俺の名前知ってるんやな、嬉しいわ」
近くで囁かれたあまい声にふわふわする。やっぱり、錦戸くんってモテるんやろな…。酷い目に合わされたはずやのに、ミーハーな自分が嫌になった。
錦「顔、赤いで。…なあ、名前教えてくれへんの？」
腰をグッと引き寄せられて、ピッタリ密着させられると、おおっ！とか、流石やな…って声が聞こえた。
やっぱり変や、この人達……。
錦「…あ、いっぱいいるのが嫌なん？」
うつむいて顔を真っ赤にしてる僕を見て肯定と受け取ったのか、体を離してくれたかと思うと、今度は僕の手を引いて教室を出た。錦戸くんは僕のことなんかおかまいなしにぐんぐん進んでいく。
い、今から授業ちゃうの…！？
丸「えっ…！」
保健室の戸を勢いよく開けると何故か先生は居らんくて、僕はカーテンが付いているベッドの中に引き込まれてしまった。といっても、ベッドの縁に、並んで二人で座っている状態。
錦「ここなら平気やんな…、ほら」
丸「…う、…でも、僕…。」
……錦戸くん、ほんまに僕のこと分かってくれてへんのかなぁ…？
言って、また殴られたらどうしよう…。
丸「…な、殴ったりしいひん？」
錦「…何で？せえへんよ…俺の見た目怖い？」
先週、殴ったから言ってるんやで…。相変わらずはっきりしない僕にもまだ優しい錦戸くんに、髪変えただけでこんなに態度がちゃうんやって、悲しくなった。
丸「ううん…、じゃあ、言うね。」
名前言うだけで、大袈裟なやつって思われてるかも……。
丸「僕、丸山隆平です…。」
…暫くの沈黙。
錦戸くんは固まってしまっている。
錦「………う、ウソや、」
丸「うそちゃうよ…、章ちゃ、…安田くん…と、横山さんに、変えてもらった」
困惑したような表情で僕を見つめる錦戸くんは、子犬みたいやった。
丸「……、ごめんなさい、僕が、もっと明るかったら」
錦「、…もうええわ、そんなん…」
丸「えっ…、んぅ！」
肩を掴まれて、強引に押し倒される。突然のことに動けないでいると、キスをされていた。
丸「ん、んっ、… ぁ、ふ…！」
入ってきた舌を押し返そうとしても逆に絡めとられて、口の中を弄ばれる。
腰の上には錦戸くんが馬乗りになっていて逃げられない。
頭が痺れて、なんにも考えられへんかった。
このままぼく、どうなってしまうんやろ…。
丸「…ん、ぁう…、ん…っ…！」
錦「…っはぁ、…は……、可愛いすぎやろ…ほんまにっ……。」
ベルトをガチャガチャする音が聞こえる。あかん、逃げな…、
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？？？？ - 続きが読みたくてたまりません！！ (2020年5月29日 0時) (
レス) id: 4d30167013 (このIDを非表示/違反報告)
冷夢 - 本当に面白いです！私の好みにどストライクで最高です！！続き楽しみにしてます！ (2020年5月20日 11時) (レス) id: 5aac0cfdda (このIDを非表示/違反報告)
春洛(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (2019年10月4日 2時) (レス) id: 1be4733ea1 (このIDを非表示/違反報告)
あ お い(プロフ) - 続きが読みたいです！更新楽しみにしてます！！ (2019年7月25日 8時) (レス) id: f98554784b (このIDを非表示/違反報告)
イチゴちゃん∞ - ももやまさんの小説とても好きです！続きが読みたいです！更新待ってます！！ (2019年4月3日 2時) (レス) id: 7274972671 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももやま | 作成日時：2018年9月23日 19時
