【実.ｼ兄.者】貴方と見た月は

夢主がナンパされているのを恋人の実況者に助けられてみた(三日月様リク) ページ45

レトルト
｢ついてこんといて｣

無言で貴女の前に割り込み、手を引いて歩きだします。戸惑った男がしつこく声をかけながら貴女に着いてくるのを見た彼は、温厚な姿からは想像もできないような怒りと嫌悪を込めてそう吐き捨てました。


キヨ
｢なんか用？俺ら忙しいんだけど｣

貴女を口説く男の背後から音もなく現れて、ぽんっと手を肩に置きます。北のヤンキーの名は伊達ではありません。漂わせる雰囲気だけで男を圧倒します。男を追い払うといつもと同じ明るい笑顔を見せてくれました。


牛沢
｢待たせて悪ぃな｣

まるで貴女以外には誰も存在していないかのように笑ってその場を離れます。彼に肩を抱かれていた貴女は気が付きませんでしたが、彼は一瞬だけすっと表情を消して男の方を睨みつけていました。


ガッチマン
｢…お互い穏便に済ませましょう？ねっ？｣

見ただけでは穏やかな男性の彼。割り込まれたことに苛立ちを隠さない男が荒々しく貴女に触れようとしてきます。その瞬間、彼は素早く男の手を取り押さえて骨よ砕けよと言わんばかりに握りしめて囁きました。

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