GUILTY for 6 (ページ24)

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「……なんか水仕事してた？水の音する、」

「……あ、雨の音だと思う結構降ってるんだよ今」

「……あぁそっか。そうだよね、今の時期雨多いもんね、」

「……うん、てかそろそろ時間じゃない？」

「……あ、本当だごめんね？ちょっとだけしか電話出来なくて」

「……いいよ、大丈夫じゃあね？また今度」

「……うん、ありがと准くんバイバイ」

今日も互いに手を振って、画面を消した

日本時間はもう0時を過ぎ、1時を回ろうとしている。

さっきまで目の前に居たはずなのに、

見渡すと部屋に俺ただ1人。

「＿んま、そりゃそうなんだけどな」

そんな独り言を一つや二つ、ぽつりと呟き

ベッドに入る。

1人で寝るには大きいベッド。

もう彼女と離れて暮らし始めて数ヶ月経つのに
今日はやたらといつも以上にベッドが大きく感じ、
寂しく感じる

思えば、彼女は雨が苦手だった

さっきも雨降ってる、と言った時一瞬顔色が曇った

雨が降ると必ず彼女は、

「准くん、、ちょっとくっついてもい？」

「いいよ、こっちおいで？」

こう言っては俺にくっついてきた。

気にしていなかったけど、彼女が出張に行ってから
初めて雨が降る夜。

だからきっと余計に寂しいんだろう

隣に居るはず、確かにここに居るはずなのに
今は居ない

けど彼女がこの部屋に残した僅かな温度(ぬくもり)を抱くように眠りについた。

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